どんな給与体系にすれば、会社にとって生産性を上げることができるか。他社がうまくいっているからそれを取り入れようといった、安易な取り組みでは混乱をまねくばかりだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第154回目の引用である。
【引用はじめ】
所属する会社において、どんな給与体系を導入したらいいか。ペイ・フォー・パフォーマンスを導入したからといって、必ずしもうまくいくとは限らない。まずは、会社にとって何が問題なのかよく調べることが肝心です。問題解決の方法はそれから選択するべきです。ペイ・フォー・パフォーマンスは選択肢のひとつでしかありません。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.100)
【引用おわり】
新しい給与体系の導入に際しては、会社が抱える問題は何かをしっかり調べる必要がある。 会社の実情を明らかにしてはじめて、生産性を上げる対策も見出すことができる。単に流行や模倣してやってしまってから失敗することのないよう留意しなければならない。慎重にも慎重を重ねて導入しやすいところから実験的にやってみることだ。急な改革は様々軋轢を生みやすい。こうした問題も含めて、事前に検討することである。
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