なりたい自分にとって、まず優先順位を決めるのが大事である。何を目標するかを具体化するのだ。具体的な達成目標が決まったら、いかなる行動によって達成させるのを決めるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第157回目の引用である。
【引用はじめ】
優先順位が決まったら、目標を具体的に設定します。たとえば、英語が話せるようになりたいとします。その達成目標を具体的に決めるのです。NHK教育テレビの英会話Ⅰでやっているような英会話ができるようになりたいとします。そうすると、その番組の英語ができることが達成目標になるし、その番組を視て勉強するというのが行動目標になります。ところが、その番組を視てもほとんど理解できなかった。そこで、英会話Ⅰは6か月後に始めるとし、最初はもう少し易しい番組から始めるのです。NHK教育では一回5分のミニ英会話という番組をやっています。それを録画して、毎日、番組を視るのに5分、練習に5分、全部で10分かけるのです。それによって、ここ半年間の行動目標はミニ英会話という番組で毎日最低10分間勉強する。半年後に達成目標にどれだけ近づいたか、英会話Ⅰを視て評価するのです。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.103)
【引用おわり】
物事を先延ばししないためには、まず具体的な達成目標を決める必要がある。そして、それを確実に達成するための行動目標がいる。行動目標を着実に実施することにより、達成目標を実現できるのである。
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