2025年5月9日金曜日

問題解決(158) 「標的行動の習慣化」

 英会話をマスターしたいので、勉強する習慣を身につけるにはどうするか。同じ時間に、同じ場所を選んで、同じくらいの勉強するようにすると習慣になりやすい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第158回目の引用である。

【引用はじめ】

 NHK教育では一回5分のミニ英会話という番組をやっています。それを録画して、毎日、番組を視るのに5分、練習に5分、全部で10分かけるのです。それによって、ここ半年間の行動目標はミニ英会話という番組で毎日最低10分間勉強する。半年後に達成目標にどれだけ近づいたか、今まで十分理解できなかった英会話Ⅰを視て評価するのです。

 録画した番組は、毎日できるだけ同じ時間に、同じ場所で再生して練習するようにします。行動を一定の先行条件でのみ行うようにすると、自然にその先行条件が行動を引き起こすようになるからです。行動を習慣化しやすくなるということです。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.103~p.104)

【引用おわり】

 英会話などの勉強は、普段の生活の中ではどうしても先延ばししがちである。直接、日常生活で活用する機会が少ないからだ。でも、教養として身につけたい。そのためには、生活環境の一部に組み込む必要がある。英会話の勉強の習慣化である。その習慣を身につけるためには、その勉強を始めやすいように同じ時間、同じ場所でやるのがいい。先行条件を一定にすると習慣化がしやすいのである。

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