禁煙するといってもなかなかうまくいかない。そういう場合は、禁煙を強いられる状況をつくりだす必要がある。タバコを吸えない、吸わなくしやすい状況とはどういうのか記録をとるなどして調べるのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第166回目の引用である。
【引用はじめ】
お酒を飲みに行くとどうしてもタバコに手が出てしまうのなら、禁煙中にはお酒を飲みに行く機会を減らせば良い。居酒屋の代わりにレストランへ行くなどして、お酒の代わりに食事を楽しむ機会を増やすこともできる。夕方、仕事が終わってからジョギングをするのが困難なら、早起きして、出社する前に済ましてしまおう。肝心なのは、標的行動を引き起こしにくい先行条件を避け、引き起こしやすい先行条件を増やすことである。ただ、もちろん、初めはどんな先行条件がどんな行動を引き起こすのか分からないはず。そのためにもパフォーマンスの記録をとって、自分の行動がどんな先行条件に影響されるのか、調べていくのだ。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.107~p.108)
【引用おわり】
禁煙しやすい先行条件を見いだすことである。タバコを吸う人は嫌われるとなったら、そうした人たちがいるところでは吸えない。タバコの臭いしたら避けられることもある。タバコは健康に良くないといったビデオ映像を見る。こんな先行条件が繰り返されると、タバコに対する嫌悪条件さえ生みだされるはずだ。
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