2025年5月23日金曜日

問題解決(172) 「目標達成のための好子」

 新人にとっては、書類を順調に処理ことなどなかなか難しい。そこで、今日はこれぐらいの書類を処理すると目標を設定して取り組む。目標が達成されれば、どのような好子が随伴することになるか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第172回目の引用である。

【引用はじめ】

 職場の行動随伴性を改善して、目標を達成するためいろんな好子を準備をした。たとえば、目標達成に自分で気づくこと、上司から承認されること、昼ご飯をおごってもらうことなどが好子として働く。それによって、目標とする「書類を整理する」行動を強化するのである。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.110)

【引用おわり】

 書類の処理が目標どおりに達成された。「やった!」と自らを褒める。上司から承認され、ランチなどをおごってもらう。自己強化、他律強化などの好子によって、書類の処理もますます効率的になっていく。 

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