結果が期待どおりのものをもたらすようにするには、そこに至るプロセスが大事だ。プロセスというのは、一つひとつの行動である。いい結果に達するために、行動のあり方に着目することである。そのことに関する、石田本による第3回目の引用である。
【引用はじめ】
行動分析によるマネジメントは期待以上の効果をもたらす。行動の分解、チェックリストの作成、評価システムの工夫などによって、職員たちが一丸となって、やる気を発揮することができる。
人間の行動に焦点を当てるマネジメントは、結果だけを見ているのでない。結果というのは、行動の連続によって生まれるものである。結果を変えるには、そこに至る行動を変えなければならない。結果を生みだすプロセス、行動に目を向けるのだ。行動を分解し、結果に直結するピンポイントとなる行動を見つけて重点的に繰り返す。その効果を測定し、自発的に繰り返すように強化し、測定した行動数値を自分にフィードバックして実行率を維持する。
行動に焦点を当てて効果を測定できるという考え方が、いかなる人に対しても成長と継続をもたらすのである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.19~p.21 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
ここで言う結果というのは、標的目標である。そこに至るまでの行動を明らかにして、取り組み続けるのである。ABC分析したり、好子や嫌子は何がいいか、どのような随伴性をすべきか、記録の方法など、工夫するのである。
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