2025年5月11日日曜日

問題解決(160) 「具体的な目標による達成感」

 「シェイプアップしたい」といっても、どうなったらシェイプアップしたことになるかが、分からない。具体的な目標にする必要がある。たとえば、「体重を5キロ減らす」などとするのである。こうした数値目標によって、目標に近づいているかどうか明らかになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第160回目の引用である。

【引用はじめ】

 「幸せになる」とか「ゆとりのある生活をする」といった目標を具体的に考えていくと、自分の人生で本当にやりたいことが何なのかが、先行条件としても明確になってくる。もちろん、反対に、自分が何をやりたいのか解らなくなってしまうこともあるかもしれない。そんなことで徹底的に頭を悩ませてみるのもよい。


(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.105)

【引用おわり】

 具体的な目標によって、今の状況が明確になる。その目標まで到達していなければ、さらに到達しようと努力する。頑張りがいがある。それは、やるべきことがはっきりしているからだ。本人にとって、望ましい目標が適度適切に設定されれば、それに向けて積極的に取り組むことになる。

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