事故が起きないように安全行動を常時とることが、工場内で意外とできていない。従業員一人ひとりが確実に安全行動を守れるようにするにはどうするか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第173回目の引用である。
【引用はじめ】
工場内で安全行動が確実に順守されているかどうか、主任が工場を巡回しています。しかし、巡回中だけ安全行動に従事し、それ以外の時は元のままになっているとしたら問題です。
そこで、いつ安全記録をつけるのかを従業員たちに予測されないようにしました。工場を巡回するのがチェックリストをつけるときだけにならないよう、普段から1日数回は工場を巡回するようにしました。そしてそのときにもチェックリストを持って、いつチェックリストがつけられているか判断できないようしたのです。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.110)
【引用おわり】
主任が工場内を巡回して、 チェックリストを使って、安全行動を一人ひとりしているか見て回る。巡回している時だけ、安全行動を守っていることにならないよう、一日数回巡回するのだ。そうすることによって、従業育たちの安全行動が習慣化するようにする。
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