目標の達成度がどれぐらいかを明らかにするために記録を続けることが必要だ。うまくいっているか、うまくいってないか明確にするためである。うまくいってなければ、新たな取り組みが大事になる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第165回目の引用である。
【引用はじめ】
セルフ・マネジメントの基本はパフォーマンスの記録にあり、自分が現在どれくらい目標を達成しているのか、その状況を正確に知ることが大切になる。
そのためには目標の達成度を測る方法を決めておき、記録をとっていく。目標によっては測定や集計に一工夫いるものもあるが、たいていの目標は数字で表すことができる。例えば海外旅行に行くなどのように、目標達成のために必要な行動が毎週異なる場合でも、その週に計画した事がどれだけ完了したかをパーセンテージで集計できる。
グラフをつけていると、目標が思うように達成できていないときもはっきり分かる。個人攻撃の罠にはまらないよう、ABC分析を行い、目標が達成できるような行動随伴性をさらに整備する。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.107)
【引用おわり】
目標どおりにうまくいくようにするためには、ABC分析による課題分析が必要である。先行条件(A)、行動(B)、結果(C)の行動随伴性を明らかにするのである。その調整によって、目標が達成できるようにするのである。
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