2025年10月31日金曜日

組織が変わる(144) 「ごほうびは高価なものでなくていい」

 ポイントカードを利用すると、望ましい行動を身につけるのが容易になる。単なるポイントカードだけでなく、ある一定のポイントがたまったら、本人が好むものを与えられるようにするといい。それも映画のチケットなどごくありふれたものでいい。そのことに関する、石田本による第144回目の引用である。

【引用はじめ】

 ポイントカードは社員のマネジメントにも有効だ。わが社では社員用のポイントカードも発行しており、常に全員が携帯している。望ましい行動をとった人に対して上司がスタンプやシールでポイントを与えるのだ。いい大人がスタンプ欲しさに働くわけがないと笑うかもしれないが、実際にやってみると効果がある。

 ポイントと引き換えるごほうびは高価なものでなくていい。子供向けならちょっとした文具や雑貨、大人向けなら映画のチケット、喫茶店チェーンのプリペイドカード程度で十分だ。自発的な意欲を高めるのは金額の多寡ではない。「ごほうびを手に入れる」という目的が提示されたとき、大人も子供も行動するのである。

 (石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.161~p.162    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ポイントカードをうまく使えば、望ましい行動を促進することができる。その場に即したポイントカードを作成して、しっかり利用できるようにするのである。

 

2025年10月30日木曜日

【利用者向け1431】たまごかけごはんの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年10月30日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「たまごかけごはんの日」です。

 2005年(平成へいせい17年)10月30日 島根県(しまねけん)

 雲南市(うんなんし)で 「第(だい)1回(かい)日本(にほん)たまごかけごはん

 シンポジウム」が 開催(かいさい)されました。

 この時期(じき)は たまごの品質(ひんしつ)が良(よ)く おいしい新米(しんまい)も

 出(で)まわることから 開催(かいさい)されたのです。

 「たまごかけごはん」は ごはんに 生卵(なまたまご)をかけた 簡単(かんたん)な

 料理(りょうり)です。

 それだけで おいしいです。

 みなさんも 朝(あさ)ごはんなどで 食(た)べていますね。


  

組織が変わる(143) 「ポイントカードを発行」

 宿題をしっかりする子にしたい。そうするため、ポイントカードを使うと効果的だ。ポイントがたまったら、子供が喜ぶごほうびを与えるようにするのである。そのことに関する、石田本による第143回目の引用である。

【引用はじめ】

 私は子供たちの学習行動を高めるためにポイントカードを発行している。塾では宿題をやってきた、ノートを買ってきたなど、望ましい行動をするたびに何ポイントかを与え、「ある程度たまったらこんなごほうびがもらえます」という形で明確に示すわけだ。単純な行動に対してもポイントを与えることで、その行動を継続させることができる。 

 (石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.161~p.162    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 ポイントカードをうまく使うようにすると、望ましい行動を引き出すのに有効だ。 商品を買うとポイントがたまるといったことは、日常生活の中でごく当たり前になっている。それが現金として換金されたりする。これが購買意欲を高める働きをしている。

2025年10月29日水曜日

【利用者向け1430】インターネット誕生日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年10月29日 水曜日(すいようび)。

 今日(きょう)は 「インターネット誕生日(たんじょうび)」です。

 今(いま)では インターネットはなくてはならないものになっています。

 世界中(せかいじゅう)の コンピューターやスマホがつながっています。

 ニュースも 買(か)い物(もの)も 音楽(おんがく) 映画(えいが) 電話(でんわ)だって 

 できます。

 大変(たいへん)便利(べんり)です。

 インターネットの始(はじ)まりは 1969年(昭和しょうわ44年)10月29日

 アメリカの大学(だいがく)と 研究所(けんきゅうじょ)の間(あいだ)の

 通信(つうしん)でした。

 L(える)とО(おー)の 文字(もじ)を 送信(そうしん)しました。

 それから 今(いま)のような 形(かたち)に 発展(はってん)しました。 

組織が変わる(142) 「行動と結果のタイミングが重要」

 行動と結果のタイミングしだいで行動は影響される。それが六十秒以内かどうかで左右される。ただ、言語のルールがあれば、その時間を延ばすことはできる。そのことに関する、石田本による第142回目の引用である。

【引用はじめ】

 タイミングがいかに大切であるかは、動物の場合を考えてみると分かりやすい。
 犬に「おすわり」を教えると、初めて「おすわり」をしたとき、すぐに頭をなでたり、エサを与えるはずだ。犬は犬なりに、なぜ頭をなてでくれたのか、なぜ今度はなでてくれないのかと経験を重ねる。何度も繰り返すうちに、自分の行動との因果関係に気づくだろう。犬はこのようにして芸を覚えていく。
 二十四時間後に頭をなでてやっても、犬はなぜ頭をなでられたか分からない。因果関係を教えるにはタイミングが重要なのである。
 人間の場合、言語によってもっと効率的に教えることができる。ポイント制を使った評価システムなどによって、ルール化が可能である。とはいえ、最大一週間から二週間が限度だ。
 「自発的な意欲」を高めようとするとき、賞与や昇給ではあまり効果がないのはここに原因がある。 

 (石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.160~p.161    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 行動を左右する要素が、タイミングである。そこで強調されるのは「六十秒間ルール」である。ただ、人間が動物と違うのは、言語のルールにより、一・二週間タイミングを延ばすことは可能となる。但し、それが限界である。

2025年10月28日火曜日

【利用者向け1429】大谷選手大活躍

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年10月28日 火曜日(かようび)。

 アメリカ大(だい)リーグの ワールドシリーズで ドジャースが2勝(しょう)

 1敗(ぱい)としています。

 第(だい)3戦(せん)は 延長(えんちょう)18回(かい) 6対(たい)5で ドジャースが

 ブルージェイズを 破(やぶ)りました。

 6時間半(じかんはん)もかかった 試合(しあい)でした。

  この試合(しあい)で 大谷翔平(おおたにしょうへい)選手(せんしゅ)は 2本(ほん)の

 ホームランを放(はな)ちました。

 大谷選手(おおたにせんしゅ)の 活躍(かつやく)はすごいです。

組織が変わる(141) 「タイミングを引き延ばす方策」

 行動と結果の関係は近ければ近いほどいい。それが、「六十秒間ルール」と呼ばれるものである。行動したあとの結果が結びついて、次の行動も同じように繰り返す。結果について、言語によってルール化しても行動に影響できることも分かっている。そのことに関する、石田本による第141回目の引用である。

【引用はじめ】

 言語によるルールを共通認識として持っていると、六十秒間ルールと同等の効果が得られる。望ましい行動をとった社員は「五日後に評価が与えられる」と考え、それが確実に実行されたとき、行動と評価の因果関係を学習するだろう。周囲のものも一部始終を見て同じことを学習するだろう。これで行動の反応率が上がるのである。
 期間としては最大二週間が限度である。それ以上の時間差があると効果が弱まることが、実験によって明らかにされている。PST分析で最も重要なタイミングの問題は、この方法で解決できる。 

 (石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.160    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 行動して六十秒以内で結果が出たら、それに次の行動は影響される。ただ、行動の結果を、言語でルール化すると、2週間程度は行動に影響することができる。そうした言語によるルール化も活用するといい。