利用者支援や業務改善で新しい取り組みを始めると、最初は手間が増え、負担に感じることがあります。しかし、その取組の意義を共有し、成果や努力を認め合うことで、変化は定着していきます。今日はそのポイントを考えてみましょう。
【引用はじめ】
組織の大きな構造改革は、そこに働く人々に行動の変化を要求することになる。業務が増えたり、まったくしたことのない行動を要求されるかもしれない。たとえば、パフォーマンス・マネジメントが導入され、新しい行動評価システムを始めるとすれば、行動の測定や記録などの新たな仕事が増えるだろう。新しい仕事は負担を増やすから、新たなプロジェクトに基づく仕事の遂行には弱化随伴性が働く。だから改革は進まない。
このような場合、新しい取り組みをいかに強化するか、新しい取り組みへの好子の効力をいかに増大するかという配慮が必要になる。そこでトップマネジメントが、新しい取り組みをいかに評価しているかを言葉を通して語りかけ、言葉や言葉以外のあらゆる手段を通して強化する。トップマネジメントによる新プロジェクトの支持は、弱化随伴性の力を弱め、強化随伴性の力を強める確立操作なのである。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.264~p.265)
【引用おわり】
新しい取組を進める鍵は、「なぜ行うのか」を理解し、小さな実践を積み重ねることです。利用者の笑顔や成長、仲間からの承認が大きな力になります。互いの挑戦を支えながら、より良い支援につなげていきましょう。

