2026年8月22日土曜日

教える手と導く手

 人(ひと)が 新(あたら)しい 行動(こうどう)を 身(み)につける 方法(ほうほう)は、教(おし)える だけ では ありません。行動分析学(こうどうぶんせきがく)では、言葉(ことば)や 手本(てほん)に 加(くわ)え、段階的(だんかいてき)に 導(みちび)く 技法(ぎほう)が 大切(たいせつ)と されます。

【引用はじめ】

 新しい行動を習得するための方法として、行動分析学では、次の五つが考案されてきた。 (1)教示 (2)モデリング (3)身体的誘導 (4)シェイピング (5)チェイニングの五つである。

 (1)教示とは、言葉で教えることである。 (2)モデリングとは、お手本を示すことである。 (3)身体的誘導とは、手取り足取り教えることである。以上の三つは、まさに「教える」方法だ。 (4)シェイピングは、段階的に導くやり方、 (5)チェイニングは、行動連鎖によって人を導く方法である。このシェイピングとチェイニングは、教えられている自覚なしに、新しいスキルを習得させる方法である。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.176~p.177)

【引用おわり】

 教(おし)える こと から 始(はじ)まり、導(みちび)く ことで 育(そだ)てる。シェイピング と チェイニング は、気づかぬ うちに 成長(せいちょう)を 促(うなが)す しくみ。職場(しょくば)の 学(まな)び にも 活(い)かせる 視点(してん)です。



2026年8月21日金曜日

【利用者向け1771】8月21日「献血(けんけつ)の日

 今日は 令和8年8月21日 金曜日。

 今日(きょう) 8月21日は 「献血(けんけつ) の 日(ひ)」です。

 だれかを たすける ために、自分(じぶん) の 血(ち) を わける

 やさしい 行(おこな)いです。

 のぞみの家(いえ)でも、人(ひと) を 思(おも)う 気持(きも)ち を たいせつ に

 して いきたいですね。

 みんな の やさしさ が だれか の 力(ちから) に なります。 



協働が育てる力

 人を育てるには、個人の力だけでなく、チームの力が欠かせません。互いに支え合う仕組みがある職場こそ、成長が生まれます。

【引用はじめ】

 バックワード・チェイニングは、誰か力のある人とチームを組み、最初のプロセスは手伝ってもらって、仕事が成し遂げられるようにする手法だ。

 したがって個人主義的な職場では、バックワード・チェイニングはできない。個々人が自分だけの目標達成のためにバラバラに動き、管理者もプレーヤーとして自分の仕事だけをするような職場では、人を育てるバックワード・チェイニングなどは構造的にできないのだ。

 まずは個人の役割責任が明確に定義され意識して、個人としての評価はしっかり仕組み化したうえで、さらにチームのパフォーマンスも仕組みとして見るのである。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.174~p.175)

【引用おわり】

 バックワード・チェイニングは協働の文化が土台です。個人の責任を明確にしつつ、チーム全体で成果を分かち合う。その循環が人を育てます。



2026年8月20日木曜日

【利用者向け1770】たんじょう日(び)ラッキーの日(ひ)

 今日は 令和8年8月20日 木曜日。 

 8月20日(にち)は 「たんじょう日(び)ラッキーの日(ひ)」です。

 うまれた日(ひ)を たいせつに する日(ひ)です。

 みんなの たんじょう日(び)は どんな 思(おも)い出(で)が ありますか。

 すきな ケーキを 食(た)べたり、プレゼントを もらったり、うれしい ことが

 たくさん ありますね。

 きょうも ラッキーな 一日(いちにち)に なりますように。



「華を持たせる力」

 支援も仕事も、一人で完結するものではありません。力を合わせて進めることで、本人の達成感もチームの信頼も育ちます。

【引用はじめ】

 バックワード・チェイニングを行うためには、本人と誰かがチームを組まなければならない。バックワード・チェイニングは一人ではできないからだ。誰か力のある人と組み、最初のプロセスは手伝ってもらわない限り、本人が最後だけやるということは、当然ながらできない。上司が部下と組み、部下に華を持たせるなどするのである。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.174)

【引用おわり】

 バックワード・チェイニングは「協働」が鍵です。上司や先輩が手を添え、最後の成功を本人に託す。その経験が次の一歩を生みます。



2026年8月19日水曜日

【利用者向け1769】俳句の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)8年8月19日 水曜日(すいようび)。

  今日(きょう) は 「俳句(はいく) の 日(ひ)」 です。

 みじかい ことば で きせつ を たのしむ 日本(にほん) の 文化(ぶんか) です。

 みんな も すきな もの を 三(みっ)つ の ことば で あらわして みよう。

 たのしいはっけん が ある かも しれません。



成功体験を先に積ませる工夫が大切

 ゴルフの上達にも、行動分析学の知恵が生きています。最後のパットから練習を始めることで、達成の喜びを先に味わい、意欲を高める。それがバックワード・チェイニングの力です。

【引用はじめ】

 バックワード・チェイニングの効果を一番実感できるものの一つは、ゴルフではないかと思う(1981年に二人の研究者が、行動分析学の見地からみたゴルフ上達法の本"Total golf"を出版している)。ゴルフは通常、ティーショットから始まって、途中のフェアウェイやラフ、バンカーなどを経て、最後はグリーン上でのパットで終わる。しかし、ほとんどクラブを握ったことのない完全な初心者が打つと、ボールは第一打からとんでもないところに飛んでいく(そもそ空振りの連続かもしれない)。そして、山を登り谷を下り、グリーンにたどりつくまでに10打も20打もしてしまうと、18ホールを終了する頃には、もうゴルフが嫌になってしまう人もいる。だが、もし一緒に回るパートナーが最初のほうを打ってあげ、当人は一番ホールではパッとだけ、二番ホールではグリーン周りから、という具合にバックワード・チェイニングをしていってあげたら、少なくとも「二度とゴルフなんてやるものか」とは思わないに違いない。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.173~p.174)

【引用おわり】

 人の成長を支えるには、成功体験を先に積ませる工夫が大切です。のぞみの家の支援も、利用者が「できた!」を感じられる場面から始めていきたいですね。