新人育成の成果は、研修内容だけでなく、現場で日々関わる先輩職員の関わり方に大きく左右されます。人を育てる人を育てる視点を持ち、成長を支える環境づくりを考えたい内容です。
【引用はじめ】
「教える人間を教える『トレーナー・トレーニング』」は、大事です。結局、新人の教育効果は、教育係たる第一線の人間にかかっています。
新入社員研修の目的は、会社に慣れてもらうとか、仕事を覚えてもらうとか……大体、新卒の新入社員に教育をするのは、常識です。やることは、常識ですが、常識という言葉は、往々にして人間を思考停止にしてしまう。ただ、会社に慣れるとか仕事に慣れるというのは、研修なしでは不可能か。いや、それは時間をかければできます。
でも会社としては、もっと早く戦力になって欲しい。「早く」というのはキーポイントの一つとなります。さらに、新人研修は会社のためだけにやるわけでない。本人のためでもあります。新人にとっても、早く戦力に慣れたほうが嬉しい。入社してすぐに自分の成長を実感させることは、若年社員のモチベーションを高め、早期離職を防ぐこともつながります。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.234~ p.236)
【引用おわり】
新人が早く成長を実感できることは、本人の自信や意欲につながります。そのためには、教育担当者が適切な支援とフィードバックを行うことが重要です。育成力を高めることが、組織全体の成長につながります。