2026年10月8日木曜日

答えを教える、その先へ

 利用者支援や新人育成では、まず正しい方法を伝えるティーチングが必要です。しかし成長を促すには、最後は自ら考え判断できるよう支えるコーチングが欠かせません。教えることと問いかけることの両方を大切にしたいものです。

【引用はじめ】

 会社において人を育てる基本的な方法に、ティーチングとコーチングがある。

 ティーチングというのは、相手に答えを教えること。コーチングは、相手が自分で答えを見つけられるように援助することである。具体的には、上手な質問をすることで相手に考察を深めさせ、気づきを得させる。どちらにも強みと弱みをあるのだが、相手を独り立ちさせたいときには、最初はティーチングで答えを教えても、最後にはコーチングによって相手が自分で答えを見出せるように指導しなければならない。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.250~p.251)

【引用おわり】

 利用者にも新人職員にも、「答えを与える」だけでは自立につながりません。必要な知識や手順を伝えながら、「なぜだろう」「どうしたらよいだろう」と考える機会をつくることが、主体性と成長を育む支援につながります。



2026年10月7日水曜日

【利用者向け1818】10月7日は「長崎くんちの日」

 今日は 令和8年10月7日 水曜日。

 10月(がつ)7日(なのか)は 「長崎(ながさき)くんち」の 日(ひ)です。 

 長崎県(ながさきけん)のお祭(まつ)りで、 りゅうが おどったり、 にぎやかな 出(だ)しものが 

 あったりします。 

 みんなで 「たのしいね!」と わらう 時間(じかん)は すてきですね。 

 今日(きょう)も えがおで 元気(げんき)に すごしましょう。



背中だけでは伝わらない

 経験を積んだ職員の支援には、多くの工夫や判断があります。そのポイントを言葉にして伝えることで、後輩は学びやすくなり、利用者一人ひとりに対する支援の質も高まります。

【引用はじめ】

 課題分析で明らかになったチェックポイントをベテランも活用することは、本人だけでなく後輩の指導にもよい影響をもたらす。「やってみせ、言って聞かせる」ことができるからだ。いわゆる「背中を見せて学ばせる」という教育法は、つまりは何も言わない教育法だ。学ぶ側が優秀であれば、それでも多くを学び取ることができるだろうが、しかし、たとえばまったくの新人などであれば、何を見ればよいのかもわからないということもある。だから、「○○をやってみせるから、よく見ておけ」と、一つひとつの課題を明示してあげることは、教え方として懇切丁寧であるから効果的なのである。また、課題分析によってベテランも自分自身の行動の振り返りができるから、悪い癖や変な癖を修正することができる。したがって「やってみせる」ときにも、間違った行動を後輩に刷り込んでしまうリスクを下げることができるのだ。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.247~p.248)

【引用おわり】

 「見て覚えろ」だけではなく、何を見て何を学ぶかを具体的に伝えることが大切です。支援の根拠や工夫を共有し合い、利用者が安心して活動し、成長できる環境をみんなでつくっていきましょう。


 

2026年10月6日火曜日

【利用者向け1817】10月6日は「でん六の日」

 今日は 令和8年10月6日 火曜日。

 今日(きょう) 10がつ6にち は 「でん六(ろく) の日(ひ)」です。

 山形県(やまがたけん) の おかし の 会社(かいしゃ)「でん六(ろく)」に ちなんだ 

 記念日(きねんび) です。

 みなさん は どんな おかし が すき ですか。

  あまい おかし も しおあじ の おかし も おいしい ですね。

  おやつ の 時間(じかん) に、たのしく わらって すごしましょう。

  今日(きょう) も げんき に がんばりましょう!



ベテランこそ振り返りが力になる

 利用者支援では、結果だけでなく「どの関わりが良かったのか」「どこを改善できるのか」を振り返ることが大切です。経験を重ねた職員ほど、自分の支援を見直すことで新たな成長のきっかけが見つかります。

【引用はじめ】

 新人に限らず、経験者であっても、仕事全体がうまくいったかどうかだけをフィードバックするのは、あまり効果的でないことがある。うまくいかなかったときには、どこがいけなかったのかをピンポイントで知る。うまくいったときにも、なぜうまくいったのか、どこを改善すれば、もっとうまくいくのかなどを具体的に知る。そうしたフィードバックがあると、ベテランでも伸びる。いや、ベテランこそ課題分析の恩恵をこうむることができる局面というのもあるはずだ。普段何気なく仕事を続けている間に身につけてしまった悪い癖や変な癖を、チェックすることができるからだ。ベテランになるほど、一つひとつの行動に対する意識は薄れやすい。だから、いわゆるスランプに陥ってしまったときに、自分の行動の振り返りができず、なす術もなく苦しんだりするのである。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.247)

【引用おわり】

  利用者一人ひとりに合った支援を続けるためには、日々の実践を具体的に振り返ることが欠かせません。うまくいった理由も、課題も丁寧に分析し、より良い支援につなげていきましょう。



2026年10月5日月曜日

【利用者向け1816】10月5日は「レモンの日」

 今日は 令和8年10月5日 月曜日。

  レモンの日は、高村(たかむら)光太郎(こうたろう)さんの 詩(し)「レモン哀歌(あいか)」に 

 ちなんだ 記念日(きねんび)です。

 きょうは レモンの ように さわやかな 1日(いちにち)を すごしましょう。

  レモンの においを かぐと、 きぶんが すっきり するかも しれません。

  おやつや ジュースで レモンあじを たのしむのも いいですね。

  みなさんも にこにこ えがおで げんきに すごしましょう!



『できる』を増やす準備

 フィードバックを効果的に行うには、事前の準備が欠かせません。仕事を具体的な行動に置き換え、一つひとつの手順を整理することで、何を伝え、何を強化するのかが明確になります。

【引用はじめ】

 フィードバックを実際に行ううえで、事前にしておくべき大切な準備がある。それは、行動的翻訳と課題分析だ。

 現実の仕事というものは、非常に数多くのステップからできている。たとえば、営業活動における第1ステップの「訪問」を取り上げた場合、訪問とは具体的に何をすることなのか、するべきことを行動のレベルで整理する行動的翻訳を行う必要がある。そして、「訪問」という行為には細かく見ればアポイントメントをとったり、持参資料を用意したり、同行者と事前打ち合わせをしたり、相手の顔を見たら適切なマナーで挨拶して名刺交換をしたりと、細かいステップが山ほどある。どのようなステップを順序正しくこなす必要があるか、課題分析もしなくてはならない。ある程度の経験のある営業に対してであれば、「訪問してこい」だけで事足りるかもしれない。けれど、新人教育の場合などは、事細かにプロセスを分析し、フィードバックのポイントを設定し、指導してあげなければならない。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.246~p.247)

【引用おわり】

 「できていない」を指摘するだけでは、人は成長しません。行動を細かく分解し、できた点を具体的に伝えることが、次の成功につながります。良いフィードバックは、良い準備から始まります。