パフォーマンスの測定において、「時間の測定」というのも疎かにできない。いつまでにパフォーマンスを達成しなければならないかを、明らかにしておくことである。それが決まっていれば、それに向けてのパフォーマンスを展開することになるのだ。そのことに関する、石田本による第180回目の引用である。
【引用はじめ】
メジャーメント(測定)には四つの要素が必要である。質、量、時間、そしてコストだ。すべてのパフォーマンスは、四つのカテゴリーから測定されるべきである。
「時間の測定」とは、納期を守ることである。顧客サービスはもちろんのこと、小説家のような職業においても締め切りは重大な問題だ。どんなに質のいい読み物を仕上げたところで、雑誌の発売日に間に合わなければ意味がない。
漁師は卸市場が開いているうちに水揚げしなければならないし、警官は勾留期間中に容疑を固めなければならない。経理課は給料日までに全社員の給与を計算する。営業マンは約束の日までに商品を渡す。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.187 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
パフォーマンスの納期を順守するというのは、信頼をかちうる。目標とすべきパフォーマンスを達成するためには、そのプロセスをいつまでやり遂げるか「時間の測定」を行うことになる。確実にパフォーマンスを成し遂げるよう時間などの遅れを把握することになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿