支援の現場では、「褒めるタイミング」「叱るタイミング」が成果を左右します。
今日ご紹介する“六十秒ルール”は、行動分析学の基本でありながら、日々の関わりにすぐ活かせる実践知です。利用者さんの行動を見届けたその瞬間――その場で声をかけることが、行動変容の第一歩になります。
【引用はじめ】
行動を変えるには、強化にせよ、弱化にせよ、行動の直後六十秒以内が勝負だ。相手が行動してから六十秒以内に褒めたり叱ったりしなければ、十分な強化や弱化の効果は得られない。だから、褒めることも叱ることも、ためらってはいけない。褒める・感謝する・叱る・怒る、これらはすべてタイミングの良さ、テンポの速さが相手を変えるための鍵を握る。あとで「あのときはよくやったね」と言うよりは、ともかくその場で喜ぶほうが相手の行動を変えるには役に立つ。その場で叱らずに、あとで「あれはよくないよ」などと言うよりは、その場で叱るほうが、相手の悪い行動を弱化するには役に立つ。だから、褒めることで相手の行動を変える場合、目指す行動が起こったのを見届けたら、間髪入れずに褒めることを心がけなければならない。
● 六十秒ルール=行動を強化や弱化するときは、行動の直後六十秒以内が勝負である
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.113)
【引用おわり】
行動を変えるのは「言葉の内容」よりも「タイミング」。良い行動を見たら、間髪入れずに褒める。困った行動には、その場で静かに伝える。この“六十秒”を意識するだけで、支援の質もチームの雰囲気も変わります。
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