2024年5月7日火曜日

島宗リーダー本224「グラフを使った虫眼鏡効果の随伴性」

 難しい課題に対して、先生たちは指導効果をあげるために、標的行動の頻度を測定し、グラフ化する。グラフが右肩上がりになれば、その指導は良好だということが分かる。そうした内容について、島宗リーダー本による第224回目の引用である。

【引用はじめ】

 先行事象(A)グラフが平坦になったら→標的行動(B)教材や指導法を改善する→後続事象(C)グラフが右上がりになる(↑)

 先生たちの指導行動が、測定と見える化という虫眼鏡によって拡大されたグラフによって強化されるようになります。

 私はこれを虫眼鏡効果と呼んでいます。

 人為的な好子を使う前に、まずはその仕事や職場に元々存在している好子を中継し、有効化する方法を探しましょう。

(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.121~p.122)

【引用おわり】

 指導のよしあしが見えるようにするのが大事だ。それには、標的行動の頻度や量を測定するのである。それを折れ線グラフで表す。どの程度、指導がうまくいっているかをグラフで明らかにするのである。右上がりであれば指導がうまくいっていることがわかる。平坦だったり、右下がりだったりすれば指導に問題があることがわかる。

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