好子にはいくつかの種類がある。物的好子、情報的好子、社会的好子、活動的好子、権利的好子などだ。笑顔や賞賛などの社会的好子をうまく使うと、行動を強化するのに大いに役立つ。そうした内容について、島宗リーダー本による第218回目の引用である。
【引用はじめ】
社会的好子はときに運用が難しい好子です。上司としてのあなたの笑顔や声がけが、部下の行動にどのように作用するか、慎重に見極めましょう。
日頃から部下の方からあなたに笑顔で近づいてきて話しかけることが頻繁にあるようなら、おそらくあなたからの笑顔や声かけも、その部下にとって好子になっている可能性が高いです。
職場で使える好子がなかなか見つからないときには、好子を作ることから始めましょう。
お互いにお互いの仕事やいいところを見つけて褒め、褒められたらありがとうと感謝する。そうすることを上司であるあなたが褒めれば、褒められるということが社会的好子として機能するようになるかもしれません。
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.119)
【引用おわり】
社会的好子による行動の強化は、相手が好むもので、そのタイミングが大事である。いい仕事をしていると思ったら、タイミングよく「いいねえ」などの賞賛に努めるのである。それを繰り返すことによって、その仕事の頻度が高まれば好子としての機能が果たされていると言える。
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