バーストが起きるのはなぜか。今まで強化されていたのが、突如消去されるからだ。そのバーストによって相手はびっくり。また、ついついその行動を強化してしまう。そのため、その問題が続く。消去できなくなるのだ。
【引用はじめ】
バーストが起きたときには、どう対処すればよいだろうか。小田切に対し「いやいや、そんなことはないよ」などと言ってしまうのは、最もよくない。なぜなら、それでは強化の随伴性を復活させてしまい、さらに皮肉を言い続けることになる。バーストが起きたら、まずはこちらが何より落ち着くこと。バーストは予測される行動なのだから、決してうろたえたり逆上したりせず、そのまま消去を続けさえすればよい。そうすれば、いずれは小田切のネガティブな発言は減っていく。どれくらい消去を続けなければいけないかはわからない。それまで皮肉がどのように強化されたか、強化の履歴によるからだ。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.73~p.74)
【引用おわり】
小田切の皮肉な発言を消去しようと、周囲の人たちは小田切の皮肉な発言に反論せず、消去している。小田切はそれに耐えられず皮肉な発言を倍加するなどバーストを引き起こす。そうすると、周囲の人たちの一部がそれに耐えられず、小田切の発言に反応する。それが小田切にとっては好子となり、皮肉な発言を強化するのだ。消去手続きの失敗になってしまう。こうした現象には、要注意だ。
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