行動分析学では、できた瞬間に褒めることが最も効果的とされます。失敗後の慰めではなく、成功の直後に強化することで、正しい行動が体に刻まれ、次の挑戦への意欲が生まれるのです。
【引用はじめ】
中間的に設定した目標を達成したら、すぐに強化することがきわめて大切だ。それは、一般的な60秒ルールの重要性のためだけではない。シェイピングは「できない」ことを「段階的にできる」ようにしていくための工夫だ。したがって、「ここまでは上手にできるが、そこから先は失敗する」という状況が常につきまとう。だから、上手にできた瞬間に好子を提示しなければ、そこから先を失敗して、強化するためのタイミングを逸してしまうからである。失敗したあとで、「まあ、ここまではできたのだから」と慰めるのは結構だが、それは所詮、慰めにすぎない。
できたときの喜びを、体に深く覚えこませることが、正しい行動の学習と、さらなる挑戦への意欲を促進する。だから、できた瞬間にタイミングよく強化することがポイントとなるのである。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.157)
【引用おわり】
「できた!」の瞬間を見逃さず、すぐに強化する――それが成長の鍵。タイミングよく喜びを共有することで、職員も利用者も前向きに学び続ける環境が育ちます。
0 件のコメント:
コメントを投稿