行動ができないのではなく、必要な場面で発揮できないことがある。そんなときは、行動を引き出すヒント=プロンプトが鍵になる。
【引用はじめ】
行動が満足のいく頻度や強度で起こらないならば、強化をすればよい。行動がまったくできなければ、まずシェイピングとチェイニングで作り上げる。だが行動にはまだ他の問題もある。行動そのものができないが、適切なタイミングで、必要なときにできない場合だ。
5w1hの要件を欠いて話を混乱させ、上司を悩ませる部下がいるが、日本語が操れるという意味において、5w1hが使えないわけではない。問題は、上司への報告などの必要な場面で、タイミングよくその行動が起こせないところにある。したがって、行動そのものをシェイピングする必要はない。要は、必要なときにその行動ができるようにすることだ。
こうした場合、行動を促す「補助刺激」が必要だ。それがプロンプトである。プロンプトは、行動を促すべく、行動に先立って与えるヒントのようなものである。ヒントはあくまでヒントであって、答えそのものを教えるわけでない。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.204~p.205)
【引用おわり】
行動を形づくるだけでなく、タイミングよく起こせるよう支援することが大切。プロンプトはその橋渡しとなり、職員の関わり方を豊かにする。
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