2026年7月8日水曜日

変時隔強化スケジュール(VI)とは?

 変時隔強化スケジュールは、強化のタイミングが一定ではなく、行動の間隔が変動する仕組みです。予測できない間隔が、安定した行動の継続を促す特徴があります。支援現場でも、自然なペースづくりに役立つ考え方です。

【引用はじめ】

 強化スケジュールとは、連続して起こる行動のどれを強化するか、強化のタイミングと間隔を記述したものだ。その四つ目が「変時隔強化スケジュール」である。

  定時隔強化スケジュールでは、前回の好子出現から一定時間が経過すると、好子出現の準備状態に入る。変時隔(Variable Interval; VI)強化スケジュールでは、好子出現の準備状態に入るための経過時間が一定ではない。前回、好子が得られてから、もう一秒後には準備状態ができているかもしれないし、またあるときは30分たっても準備状態にはないかもしれない。

 このスケジュールを使うと、強化後の行動休止はほとんどなく、比較的ゆっくりしたペースで行動するという行動パターンが現れる。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.116)

【引用おわり】

 変時隔強化スケジュールでは、行動の休止が少なく、穏やかな持続が生まれます。一定でない強化が、焦らず続ける力を育てます。利用者のペースを尊重しながら、安定した支援につなげる視点が大切です。



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