2026年9月5日土曜日

支援の手を少しずつ離す

 プロンプトは行動を促すヒントであり、最終的にはなくても行動できることが目標です。支援の手を少しずつ離し、自立した行動へ導くのがフェイディングです。

【引用はじめ】

 プロンプトは、あくまで、行動を促す補助刺激であって、弁別刺激ではない。上司に対して相談することの苦手な部下にとって、本当の弁別刺激は、「上司に報告や相談をする場面」である。最終的には、五本指のプロンプトがなくても、その場面に臨んだときには常に5w1hを使った話ができるようにならなくてはいけない。はじめのうちは、目立つような位置にはっきり五本指を出すが、自発的に5w1hを言う頻度が上がってきたら、徐々に五本指プロンプトをフェイドアウトしていく。手を出す位置をだんだん下げて目立たなくしたり、はっきり五本見せるのではなく、さりげなく手を上げたり、最後は、手をちょっと動かすだけ、あるいは、目で促すだけで同じ効果があるだろう。だんだんとプロンプトを小さく目立たないものにし、最終的にはプロンプトがなくても、適切な弁別刺激のもとでは目指す行動が起こるようにすることが、フェイディングである。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.207~p.208)

【引用おわり】

 はじめは目立つ支援も、成長に合わせて控えめに。やがてプロンプトがなくても行動できるようになる。その過程こそが職員の支援の技術です。



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