2026年1月12日月曜日

組織が変わる(211) 「内発的な習慣化をはかる」

 いかにして、望ましい行動を習慣化するか。そのためには、初めは適切なリインフォースを連続して与えるようにする。そして、だんだん定着してきたら、そのリインフォースを与える回数を減らしていく。こうして望ましい行動の習慣化をはかるのである。そのことに関する、石田本による第211回目の引用である。

【引用はじめ】

 望まれる行動をとらせたいとき、1回や2回のリインフォースを与えたからといって、その社員がすぐに自発的にその行動を繰り返すとは限らない。リインフォースを最初に与え、いかに内発的な動機付けをして習慣化させるかが大事である。ある程度の回数をこなさないとそこまではなかなか到達しない。せっかく行動科学マネジメントを始めたのに、1、2回やって結果が出ないからやめてしまうというケースが結構ある。これでは途中で止まってしまい、元の木阿弥だ。

 最初のうちこそある程度の時間はかかる。しかし、その段階を越えると習慣化して楽になる。導入当初はトークンを与えたり、褒め言葉や表彰を随時与えたりということを積極的に繰り返していただきたい。慣れてきたら分化リインフォースに切り替える。あとは自然と習慣化していく。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.206   2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 望ましい行動が簡単に定着できればいいが、そうはいかない。それが現実だ。行動の直後にリインフォースを繰り返す必要がある。それによって、望ましい行動が繰り返すようになれば、適切なリインフォースだということが分かる。リインフォースの内容、与えるタイミング、与える回数によって、望ましい行動が習慣化できるかどうかが決まる。

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