2026年4月16日木曜日

行動の問題を心の中の問題としてとらえる

 行動の問題を心の中の問題が原因であるとするのが、「医学モデル」である。こうした「医学モデル」によって、問題解決につながればいいのだが。 

【引用はじめ】

 熱が出たり、咳が止まらなくなったり、痛みがあるなど、身体の具合が悪いときの原因は身体の中で起きている異変にある。体内にインフルエンザのウイルスが侵入したり、炎症が起きたり、出血したり、という具合に、身体の中に異常が起きたことによって、発熱や咳、痛みが起きたことによって、発熱や咳、痛みの症状が出る。

 それと同じように、行動の問題が起きたとき、多くの人は、やる気、能力、意識、意欲のように、心の中に原因があると考える。これが医学モデルである。すなわち、身体の中の変調が原因で病気の症状が現れるように、心の中の問題が原因で行動に問題が起こるとするのが「医学モデル」と言われるものである。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.14~p.15)

【引用おわり】

 行動の問題を心の中に原因があるとすることでは、問題をうまく解決できない。行動の問題は、体の中に明確な原因があるとする「医学」とは異なる次元である。心というのはあいまいなところが多いからである。

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