フィードバックを効果的に行うには、事前の準備が欠かせません。仕事を具体的な行動に置き換え、一つひとつの手順を整理することで、何を伝え、何を強化するのかが明確になります。
【引用はじめ】
フィードバックを実際に行ううえで、事前にしておくべき大切な準備がある。それは、行動的翻訳と課題分析だ。
現実の仕事というものは、非常に数多くのステップからできている。たとえば、営業活動における第1ステップの「訪問」を取り上げた場合、訪問とは具体的に何をすることなのか、するべきことを行動のレベルで整理する行動的翻訳を行う必要がある。そして、「訪問」という行為には細かく見ればアポイントメントをとったり、持参資料を用意したり、同行者と事前打ち合わせをしたり、相手の顔を見たら適切なマナーで挨拶して名刺交換をしたりと、細かいステップが山ほどある。どのようなステップを順序正しくこなす必要があるか、課題分析もしなくてはならない。ある程度の経験のある営業に対してであれば、「訪問してこい」だけで事足りるかもしれない。けれど、新人教育の場合などは、事細かにプロセスを分析し、フィードバックのポイントを設定し、指導してあげなければならない。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.246~p.247)
【引用おわり】
「できていない」を指摘するだけでは、人は成長しません。行動を細かく分解し、できた点を具体的に伝えることが、次の成功につながります。良いフィードバックは、良い準備から始まります。
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