2025年5月15日木曜日

問題解決(164) 「達成度を知るために記録をとる」

 標的目標について、現在どれぐらい達成できているか記録をとることは励みになる。禁煙を目標としたら、1日にタバコを吸った本数を記録するのである。その記録をもとに、日々どんなふうに変化するかを明らかにするのだ。タバコの吸う本数をどのようにすれば減らすことができるかを工夫するのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第164回目の引用である。

【引用はじめ】

 セルフ・マネジメントの基本はパフォーマンスの記録にあり、自分が現在どれくらい目標を達成しているのか、その状況を正確に知ることが大切になる。

 そのためには目標の達成度を測る方法を決めておき、記録をとっていく。目標によっては測定や集計に一工夫いるものもあるが、たいていの目標は数字で表すことができる。例えば海外旅行に行くなどのように、目標達成のために必要な行動が毎週異なる場合でも、その週に計画した事がどれだけ完了したかをパーセンテージで集計できる。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.107)

【引用おわり】

 標的目標の記録によって、達成度がわかる。達成度が不十分であれば、手立てを変えるなどすることができる。今ある状況がどうなっているかを明らかにしてこそ、標的目標の達成が得られるのである。 

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