目標を達成するために、先行条件を変えてみたが、なかなかうまくいかない。そうだったら、行動の直後の「結果(C)」を変えるのだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第167回目の引用である。
【引用はじめ】
先行条件を工夫しても目標が達成しないようなら、結果を変えてみる。たとえば、タバコを1本吸うたびに嫌いな政治団体に千円寄付するとか(ユネスコに寄付するなんて良い事はしてはいけません。これは罰金なんですから)、腹筋運動を40回やったらニュースステーションが見られるとかいうルールを決めて、自ら従うようにする。目標を具体的に設定しておかないと、自分でごまかしやすくなるので要注意。セルフ・マネジメントの難しさは、まさにここにある。腹筋を1回もやってないのにニュースステーションを見てしまったら元も子もないからだ。自分で決めたルールを破ることが、どれだけ嫌子化しているかが成功の鍵を握っている。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.108)
【引用おわり】
自分で決めた目標がうまくできない。その場合は、その目標が具体的であるかということである。また、その目標どおりにやらないこともある。目標行動を簡単に破ってしまうのである。それは、目標を破っても大して問題を生じないからである。そのためには、目標を破ったら大きな損失があるような仕組みこそ必要だ。行動の直後の結果が嫌子になるようにするのだ。
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