問題行動を変えるには、行動とその結果の関係が確実でなければならない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第180回目の引用である。
【引用はじめ】
手術中に手袋を確実に交換できるようにするにはどうするか。今までの行動随伴性はそのままで、新たに右のダイヤグラムのような行動随伴性を追加したのです。ナースステーションに張り出されるグラフも、不調から承認も、手袋を取り替えるという行動に対して必ず起こる確実な結果です。パフォーマンスのコツは、こうして行動と結果の関係が確実な行動随伴性を設定するところにあるのです。(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、 p.112)
【引用おわり】
より良い行動を定着するには、その行動の直後の結果が強化されような好子を随伴する必要がある。手術中に手袋が破れたらエイズなどのリスクを回避するために、新しい手袋に換えるようにする。そこで、グラフをつけたり、承認を与えたりするのである。
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