チェックリストの作成にあたっては、作業手順を行動レベルで分解する。行動を分解するとは、目に見えるように具体的に書くことである。そのことに関する、石田本による第31回目の引用である。
【引用はじめ】
行動分析では、行動を分解するに当たって「具体的に書く」ことを重視する。「拭く」ではなく「きれいにする」と書かなければチェックリストを作る意味がない。やり方を教えるためのチェックリストなのだから、やり方を的確に伝えるのは当然である。
こうした書き方は第三者によって計測できるように工夫されている点である。皿がきれいかどうかは誰が見ても一目瞭然だ。チェック項目は客観的に計測できるものでなければならない。あいまいな文言だとチェック基準がぶれてしまう。誰が見ても、誰が評価しても同じ結果になるのが理想である。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.75 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
初心者にとっても、作業ができるようにするチェックリストは、できたかできなかったかが明確なものでなければならない。客観的に計測が可能であることが求められる。やるべきことが、うまくいったかどうか数えられるようにするのだ。
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