問題の捉え方が大事だ。漠然とした言葉だけでは、問題を正確に捉えることにならない。観察可能な行動として捉えることができるようにする必要がある。
【引用はじめ】
問題はたいてい、漠然とした言葉で表現されることが多い。「帰りにくい」というのもその典型だ。行動を随伴性で分析するには、問題をもっと具体的な行動レベルに落とし込む必要がある。漠然とした問題を行動の言葉に翻訳する作業を「行動的翻訳」という。具体的に翻訳できたどうかの目安は、その行動が観察測定できるかどうか考えるとよい。「帰りにくい」かどうかは、本人はともかく、他者が見ても判断は難しいから、観察測定できない。では、「定時に帰社しない」という翻訳は可能か?それでは、「行動とは死人ではできないこと」という行動の定義に反する。「~しない」という非行動は死人の得意技だからだ。したがって、正解は「定時に帰社する」である。そしてこの行動がなぜ起こらないのかを分析するのである。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.48)
【引用おわり】
問題となる行動を観察測定できるような表現にすることを「行動的翻訳」という。そうすることで、問題を正確に把握することができるのである。
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