2026年10月9日金曜日

「『いつもの褒め方』が効かなくなる理由」

  利用者さんへの声かけや励ましも、いつも同じ形では次第に慣れてしまい、効果が薄れることがあります。今日は行動分析学の「好子のマンネリ化」という考え方から、支援を見直すヒントを紹介します。

【引用はじめ】

 改善提案制度がマンネリ化して活性化することが課題になっている。かつては、提案箱に改善案を入れてもらっていた。今はメールになって、受付時にお礼の返信と、提案に対するわずかな報奨金のお知らせしている。提案1件に500円支給される。活性化のため報奨金を増やすべきか。一時的に提案は増えても、そのうちまた低迷してしまう。お金ではマンネリ化しやすい。減るとものすごく文句が来て、増やしてもそのうち慣れて当たり前に感じてしまう。だから、それで提案制度を活性化しようとすると、報奨金を上げ続けなければなくなる。好子のマンネリ化であり、行動分析学では飽和化という。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.252)

【引用おわり】

 大切なのは、ごほうびや賞賛を増やし続けることではなく、その人に合った喜びや達成感を見つけ、時々変化を加えることです。支援の工夫を続けることが、利用者さんの意欲と成長につながります。




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