2025年3月31日月曜日

【利用者向け1218】令和6年度最終日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月31日 月曜日(げつようび)。

 今(いま)までは 令和(れいわ)6年度(ねんど)でした。

 明日(あした)からは 令和(れいわ)7年度(ねんど)が 始(はじ)まります。

 令和(れいわ)7年度(ねんど)は 4月1日から 来年(らいねん)の3月31日まで。

 年度(ねんど)の 切(き)り替(か)えで 作業班(さぎょうはん)が替(か)わる人(ひと)も

 います。

 新(あたら)しい 気持(きも)ちで 仕事(しごと)に とりくみましょう。 

問題解決(120) 「問題解決の実践」

 「パフォーマンス・マネジメント」について、ずっと学んできた。これは、問題解決を促す実践法なのだ。それも、応用行動分析学や組織行動マネジメントなどによって、科学的に実証された手法を実践するものである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第120回目の引用である。

【引用はじめ】

 組織行動マネジメントとパフォーマンス・マネジメントの関係は、医学と臨床の関係に似ている。医者は患者に対する臨床(実践)で、医学(研究)で効能が実証された薬や治療法を使う。もちろん医者は治療経過などの記録を取るから、薬や治療法の効果を確認しているとはいえるが、研究を行っているわけではない。同じように、問題解決にパフォーマンス・マネジメントを使うときには(実践)、応用行動分析学や組織行動マネジメント(研究)で実証された手法を使う。もちろん、こうした手法の効果を確認するためにパフォーマンス・マネジメントのデータは測定する。しかし "研究" として認められるのに必要な、実験条件の統制などはほとんど行われない。パフォーマンス・マネジメントは、実験的行動分析学、応用行動分析学、組織行動マネジメントという行動科学が積み重ねてきた知見を使った。問題解決の実践としてとらえられるだろう。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.65)

【引用おわり】

 行動に関する基礎的な原理を実験的行動分析学、応用行動分析学、組織行動マネジメントによって明らかにしている。パフォーマンス・マネジメントは、それをさまざまな実践的な問題解決に活用する。個人的に抱えた問題を解決するのに役立つ。また、社会的に抱えた問題の解決にも役立っている。 

2025年3月30日日曜日

【利用者向け1217】ミャンマー大地震

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月30日 日曜日(にちようび)。

 28日にミャンマーで 大地震(だいじしん)が 発生(はっせい)しました。

 1644人(にん)が 死亡(しぼう)したと 発表(はっぴょう)されています。

 ミャンマーでは 100年ぶりの 大地震(だいじしん)です。

 隣(となり)の タイやベトナムも 大(おお)きな 揺(ゆ)れがありました。

 たくさんの建物(たいもの)が 倒壊(とうかい)しています。

 地震(じしん)の規模(きぼ)は マグニチュード7.7。

   

問題解決(119) 「組織行動マネジメント」

 企業や組織の問題解決のために、応用行動分析学が適用されている。社会の多くの問題に効果あることが分かっている。そのようなことを取り上げた専門誌も発刊されている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第119回目の引用である。

【引用はじめ】

 応用行動分析学は社会の様々な問題解決に適用されてきたが、中でも企業や組織の問題解決に取り組んでいるのが組織行動マネジメントだ。1977年に雑誌 Journal of Organizational Behavior Management が創刊されて以来、企業や組織の様々な問題を取り上げた研究が発表されてきた。80年から90年にかけて発表された論文の一部をとってみても、セールス向上、アスレチッククラブの会員数増加、病院スタッフの勤怠管理、介護施設で働くスタッフのマネジメント、ショッピングストアーでの万引き防止、銀行の窓口サービスの向上、工場での事故防止、自動車工場での生産性の向上、デパートの接客行動の向上、官公庁での行動マネジメント、大学教務の生産性向上、工場での機械セットアップ時間の短縮など、様々な組織における様々な行動を対象として研究が行われてきたことがわかる。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.65)

【引用おわり】

 企業や組織の問題解決に取り組んでいる組織行動マネジメントは、多岐にわたる問題を取り上げている。切実な問題に対して、具体的な解決策が提示されている。それが同じような問題を抱える組織にも参考となる内容だ。実情に応じて多少のカスタマイズは必要だろうが、応用しやすいものなのだ。 

2025年3月29日土曜日

【利用者向け1216】サクラ満開は4月11日の予想

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月29日 土曜日(どようび)。

 令和(れいわ)6年度(ねんど)も 今日(きょう)含(ふく)めて 残(のこ)り3日です。

 山形市(やまがたし)の サクラは 4月7日に 開花(かいか)する予想(よそう)です。

 あと 10日で サクラが 咲(さ)き始(はじ)める 予想(よそう)です。

 満開(まんかい)は 4月11日の 予想(よそう)になっています。

 霞城公園(かじょうこうえん)も 満開(まんかい)の桜(さくら)でいっぱいになります。

 だんごを食(た)べながら 霞城公園(かじょうこうえん)の土手(どて)を 散歩(さんぽ)

 するのもいいですね。 

問題解決(118) 「応用行動分析学」

 B.F.スキナーたちが実験室で、ハトやネズミを使って行動の原理を見いだしてきた。実験行動分析学によって発見された行動原理を、人間行動のさまざまな分野に応用が広がった。それによって、問題解決に役立つことが分かってきた。応用行動分析学がだんだんと一般にも認知されるようになってきた。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第118回目の引用である。

【引用はじめ】

 実験室で見いだされ、様々な種の動物の様々な行動で確認された行動の法則は、やがて実験室外の、社会的な場面で応用されるようになった。これが応用行動分析学である。応用行動分析学は特に障害児教育で成功し「行動修正」として社会に受け入れられるようになった。さらには交通安全やゴミ問題、学校教育、消費者行動、スポーツ、行動医学など、様々な分野へと拡がり、行動の法則が人間行動一般に広く適応可能であり、しかも問題解決に有効であることが証明されてきた。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.64~p.65)

【引用おわり】

 実験行動分析学で明らかになった行動の原理を、人間社会一般にも応用するようになっている。その有効性も分かってきている。特に、障がい児教育の分野では、大きく貢献している。ただ、世間的に未だ偏見もみられる。意識や感情を無視した行動還元主義だ。動物には適用できても、人間には適用できるはずがない。こういった意見も少なからず見られる。 

2025年3月28日金曜日

【利用者向け1215】鶴岡市が26度の夏日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月28日 金曜日(きんようび)。

 昨日(きのう)27日は 気温(きおん)が上昇(じょうしょう)して

 山形市内(やまがたしない)も 最高気温(さいこうきおん)19度(ど)を 記録(きろく)

 しました。

 鶴岡市(つるおかし)は 26度(ど)の 夏日(なつび)でした。

 鶴岡市(つるおかし)では 3月の夏日(なつび)というのは 初(はじ)めてです。

 明日(あした)は 山形市(やまがたし)の 最高気温(さいきおん)は 11度(ど)

 あさっては 7度(ど)と 急(きゅう)に下(さ)がります。

 服装(ふくそう)の 調整(ちょうせい)に 気(き)をつけてください。  

問題解決(117) 「実験的行動分析学」

 行動分析学による行動原理の数々の発見は、動物実験によるものだ。主として、ハトやネズミの行動による研究の成果である。それが人間にも通用することを明らかにすることができるようになった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第117回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動分析学の研究は、実験室の統制された環境下で、ハトやネズミなどの行動を研究することから始められた。強化の原理、弱化の原理、消去の原理、弁別の原理、派生の原理などの、行動の法則は、すべて何百もの動物実験の結果、明らかにされたものである。そして行動の法則は、すぐに人間も含めた他の動物でも確認されていった。今でも基礎的な実験は続けられていて、こうした研究は実験的行動分析学と呼ばれている。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.64)

【引用おわり】

 動物実験によって明らかにした行動の原理が、人間でうまくいくものかといった疑問もあるだろう。しかし、人間にも応用ができることは実証されている。行動の原理は、動物でも人間でも共通な部分が多いことがわかっている。ハトやネズミなどを実験箱に入れて、統制をとれた実験内容を記録して行動の原理を見いだしたのである。これが、実験的行動分析学である。 

2025年3月27日木曜日

【利用者向け1214】あちこちで山火事

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月27日 木曜日(もくようび)。

  山火事(やまかじ)が あちこちで 続(つづ)いています。

 愛媛(えひめ) 岡山(おかやま) 宮崎(みやざき)などの山火事(やまかじ)で

 たくさんの面積(めんせき)が 燃(も)え続(つづ)けています。

 また 住宅(じゅうたく)も 被害(ひがい)が 出(で)ています。

 消火活動(しょうかかつどう)で けがした人(ひと)もいます。

 岩手県大船渡(いわてけんおおふなと)の 山火事(やまかじ)も すごい被害(ひがい)が

 ありました。

 今(いま)は 乾燥(かんそう)していて 燃(も)えやすくなっています。

 火(ひ)の 取(と)り扱(あつか)いに 注意(ちゅうい)しないと。

問題解決(116) 「行動分析学の目的」

 行動分析学はB.F.Skinnerを祖とする学者たちがうちたてた行動科学である。その目的は、行動の予測と制御の法則の発見である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第116回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動分析学は、行動の予測と制御を可能にする法則を見い出そうとする行動科学の一つだ。このために実験によって行動と環境の機能的関係を分析する。先行条件(A)や結果(C)などの環境を操作することによる行動(B)の変化を測定し両者の因果関係を見いだすのだ。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.64)

【引用おわり】

 日々の私たちの行動の原因はどのように解釈し、記述できるか。そして、どうすれば、行動の問題を変えることができるか。それを行動と環境の関係から明らかにできるとするのが、行動分析学である。行動随伴性という概念を使って、行動のあり方を明確にするものだ。 

2025年3月26日水曜日

【利用者向け1213】黄砂がとんでいる

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月26日 水曜日(すいようび)。

 黄砂(こうさ)で 太陽(たいよう)が赤(あか)く輝(かがや)き あたりが

 かすんでいます。

 山々(やまやま)も かすんで 見(み)えなくなっています。

 車(くるま)も 建物(たてもの)も 砂(すな)やほこりで汚(よご)れてしまう。

 中国大陸(ちゅうごくたいりく)から 西風(にしかぜ)の乗(の)ってきた 砂(すな)や

 ちりです。

 外出(がいしゅつ)は 避(さ)けた方(ほう)がいいです。

 マスクを 忘(わす)れずに。 

問題解決(115) 「徹底的行動主義」

 パフォーマンス・マネジメントというのは、スキナーが唱えた徹底的行動主義が土台となっている。外面的な行動だけでなく、意識や感情といった内面的な心理も行動の対象としている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第115回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントの土台になっているのは、B.F.スキナー(1904-1990)によって始められた行動分析学という心理学である。行動主義というのは、意識や感情などは客観的に測定できないから研究対象としないと勘違いされているが、これは誤り。スキナーの考え方は、意識や感情など、客観的には測定が困難な心理現象をも行動として分析する徹底的行動主義である。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.64)

【引用おわり】

 行動主義の祖とされるワトソンは客観的に測定できる行動だけを行動主義の対象とした。意識や感情などはその対象とはしなかったのである。意識や感情の心理を無視しているという批判に、スキナーは、徹底的行動主義で応えたのである。 

2025年3月25日火曜日

【利用者向け1212】左沢線開通100周年

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月25日 火曜日(かようび)。

 左沢線(あてらざわせん)が 開通(かいつう)して 100周年(しゅうねん)の

 記念(きねん)イベントが ありました。

 23日と24日の 2日間(かん) ディーゼル機関車(きかんしゃ)が

 山形駅(やまがたえき)と 左沢駅(あてらざわえき)を 走(はし)りました。

 左沢駅(あてらざわえき)では 楽(たの)しい イベントも 開催(かいさい)されました。 

問題解決(114) 「責任ある人に役割もってもらう」

 道徳的行動がうまくいってないとなれば、それ相当の責任ある人たちが、適切な行動がとれるための随伴性を整備しなければならない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第114回目の引用である。

【引用はじめ】

 何千回、何万回にもわたる過去の強化や弱化によって、道徳的な行動レパートリーが獲得され、また道徳的な好子や嫌子が身についていくと考えられる。だから、もしそれが改善しようというなら、家庭や地域での "しつけ" を見直さなくてはならない。親や教育者としての地域住民のパフォーマンス・マネジメントが、本来なら望まれる。

 ところが、こうした草の根運動には時間がかかる。誰が責任を持ってパフォーマンス・マネジメントを進めるかもはっきりしない。だから、駐車場の管理責任者である病院や、交通安全を維持する警察や、公園の管理をしている自治体にできることは、とりあえず今すぐ使える好子や嫌子を駆使して、行動随伴性を整備することなのだ。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.59)

【引用おわり】

 交通安全や防犯の推進のためには、警察や地域ボランティアが活躍している。ごみの分別を守るよう自治体や地域住民の声掛けなどが行われている。それこそ、草の根にかかわる運動などをいかに効果的に実施できるかが、住みよい地域になる。 

2025年3月24日月曜日

【利用者向け1211】恩師の日(『仰げば尊し』の日)

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月24日 月曜日(げつようび)。

 今日(きょう)は 「恩師(おんし)の日(『仰(あお)げば尊(とうと)し』の日)」です。

 卒業式(そつぎょうしき)で 歌(うた)ったことが ありますか。

 『仰(あお)げば尊(とうと)し』は 1884年(明治めいじ17年)に

 発表(はっぴょう)されました。

 卒業生(そつぎょうせい)が 教師(きょうし)に 感謝(かんしゃ)し

 学校生活(がっこうせいかつ)を 振(ふ)り返(かえ)る歌(うた)です。

 歌(うた)っていると じわっと 涙(なみだ)が 出(で)るんじゃないですか。

 最近(さいきん)は あまり 歌(うた)われる 機会(きかい)が 少(すく)なく

 なっているようです。 

問題解決(113) 「道徳的な行動レパートリーの獲得はいかに」

 道徳的な行動レパートリーを獲得するのは、過去に経験した強化や弱化によるものである。生活の中で、繰り返し行動した直後の行動随伴性によるものなのだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第113回目の引用である。

【引用はじめ】

 砂場で遊んでいて、近所の子どもがお山を作るのを、母親から「手伝って上げたら」と言われ、ショベルを貸してあげたときに、「親切ね。えらいわよ」と誉められたかもしれない。

 強化の原理によって友達に協力する行動が増える一方、派生の原理によって「人に親切にする」ということが好子化したのかもしれない。

 こうした何千回、何万回にもわたる過去の強化や弱化によって、道徳的な行動レパートリーが獲得され、また道徳的な好子や嫌子が身についていくと考えられる。だから、もしそれが改善しようというなら、家庭や地域での "しつけ" を見直さなくてはならない。親や教育者としての地域住民のパフォーマンス・マネジメントが、本来なら望まれる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.58~p.59)

【引用おわり】

 "しつけ" と称するものが、適切な道徳的な行動であれば、そうした行動レパートリーを身につくようになる。親も教育者も地域住民も、こうしたパフォーマンス・マネジメントが行われれば、道徳的な行動レパートリーを獲得できる。そんな社会でありたい。法令順守が今や世の中の常套句となっている。パフォーマンス・マネジメントが行き届けば、そうした社会が実現可能である。 

2025年3月23日日曜日

【利用者向け1210】新型コロナウイルス患者数

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月23日 日曜日(にちようび)。

 山形市内(やまがたしない)の 新型(しんがた)コロナウイルス患者数(かんじゃすう)は

 30人(にん)と 発表(はっぴょう)されました。

 まだまだ いるので 油断(ゆだん)できません。

 手洗(てあら)いなどは しっかりしないと。

 インフルエンザ患者数(かんじゃすう)も 少(すく)なからずいます。

 空気(くうき)の いれかえも 大事(だいじ)です。 

問題解決(112) 「マナーを守る大人」

 人に迷惑をかけないといった決まりを守る人たちは、子どものころからのしつけがしっかりしていた可能性が高い。マナーを守ることに対して、強化や弱化の原理が適切に機能していたのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第112回目の引用である。

【引用はじめ】

 好子や嫌子は派生の原理によって広がっていく。道徳心の強い人は、おそらく幼い頃に、家庭や地域で十分な "しつけ" を受けたに違いない。たとえば、家族で親戚の家へ遊びに行ったとき、叔父の仕事を邪魔して母親にこっぴどく叱られたことが何回もあったかもしれない。「人に迷惑をかけちゃいけません」と言われながら、弱化の原理によって、人の仕事を邪魔するという行動が減ると同時に、派生の原理によって、「人に迷惑をかける」ということが嫌子化する。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.58)

【引用おわり】

 幼いころからの "しつけ" は、大人になっても習い性となる。より良きマナーは、しっかりと守る大人になるのだ。幼いころの強化や弱化の原理によって行動随伴性が機能し、 大人になっても派生の原理が働くことになる。マナーを守る大人に育つのである。

2025年3月22日土曜日

【利用者向け1209】放送記念日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月22日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「放送記念日(ほうそうきねんび)」です。

 1925年(大正たいしょう14年)3月22日に NHK (えぬえいちけー)が

 ラジオ放送(ほうそう)を 開始(かいし)した日です。

 この日 アナウンサーが 「アー アー アー 聞(き)こえますか」という

 第一声(だいいっせい)から 始(はじ)まりました。



問題解決(111) 「なぜ違法行為をしてしまうのか」

 道徳的な行動を守ることを理想とする人がいても、それが全てに通用するかというなかなかうまくいかない。マナーを守る社会であってほしいが、なぜその理想が実現しないか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第111回目の引用である。

【引用はじめ】

 道徳心の強い人が理想とする社会を実現すればいいか。パフォーマンス・マネジメント的な解決策を考えることはもちろんできる。違法駐車する人、ポイ捨てする人、シルバーシートで狸寝入りする人たちにとっては、彼らの過去の行動随伴性によって、人の役に立つことがまだ十分に好子になっていないし、人に迷惑をかけることがまだ十分に嫌子になっていないのかもしれない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.58)

【引用おわり】

 違法駐車とかポイ捨て、街のあちこちに落書きをするなどの行為がよく見られる。こうしたことを悪びれずにする人もいる。かえって、面白がったりする人だっている。そうした行為が好子なったりするのだ。また、人に迷惑をかけているなんてことが嫌子になっていないのである。結局は、こうした行為が続くのは、行動随伴性のなせるわざと言える。 

2025年3月21日金曜日

【利用者向け1208】大谷翔平選手第1号ホームラン

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月21日 金曜日(きんようび)。

 19日 アメリカ大(だい)リーグのドジャースと カブスの試合(しあい)が

 東京(とうきょう)ドームで 行(おこな)われました。

 大谷翔平選手(おおたにしょうへいせんしゅ)は ホームランを 打()うちました。

 すごいです。

 日本(にほん)の ファンの前(まえ)で 期待(きたい)どおりの 活躍(かつやく)する

 のですから。 

問題解決(110) 「生来から道徳的な人はいるか」

 人を助けたり、人に迷惑をかけないといったことは、道徳的に素晴らしいことだ。ただ、道徳感だけでそれを実行できる人はごくまれである。より良き行動した直後に好子や嫌子があってはじめて実行するのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第110回目の引用である。

【引用はじめ】

 電車で老人に席を譲るのを、ABC分析すると次のようになる。つまり、人を助けることはそもそも好子になっているはず、人に迷惑をかけることはそもそも嫌子になっているはずという前提から生まれている。そう思っている正義感の強い人がいる。

 確かに、違法駐車の摘発を予告するような掲示や、ゴミ拾いや古紙回収に対する賞品がなくても、こうした道徳的な好子や嫌子だけで我々の行動が引き起こされるなら、こんなに素晴らしいことはない。しかし、現実は時にして直視するのも辛いくらいに厳しいものなのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.58)

【引用おわり】

 より良き行動ができるようにするには、それを実行するための行動随伴性が必要だ。道徳的考えたを強調するだけでは、うまくいかない。単なる、説教に終始しがちだ。 

2025年3月20日木曜日

【利用者向け1207】春分の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月20日 木曜日(もくようび)。

 「春分(しゅんぶん)の日」です。

  昼(ひる)と夜(よる)の長(なが)さが 同(おな)じになる日です。

 ここから だんだんと 昼(ひる)の時間(じかん)が 長(なが)くなります。

 今日(きょう)は 彼岸(ひがん)の中日(ちゅうにち)。

 お墓参(はかまい)りにでかける日です。



問題解決(109) 「障害者用スペースをなぜ利用しないか」

 障害者用駐車スペースが、障害者にとっていつでも利用しやすいようにしたい。遠い場所に停めれば、障害者用スペースが空いて、障害者がそのスペース停めやすくなる。障害者に迷惑がかからない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第109回目の引用である。

【引用はじめ】

 好子や嫌子は目に見える物に限らない。骨折してギプスつけているが、障害者用駐車スペースでなく遠くへ車を停めるたりする。そのことで、他の、自分よりも体の具合の悪い人が玄関に近い駐車スペースを使えるようになる。なぜ、こうした行動が好子として強化するのかABC分析してみると、上図のようになる。

 あるいは逆に、障害者用スペースに駐車することは、他の、自分より具合悪い人を余計に歩かせてしまうという罪悪感をもたらすのかもしれない。これが嫌子として行動を弱化しているのかもしれない。


(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.57)

【引用おわり】

 障害者スペースに車を停めない。そうすれば、障害者に役立つ行動だし、障害者に迷惑をかけることもない。こうした行動をするというのは、行動分析的に理由を明らかにすることができる。

2025年3月19日水曜日

【利用者向け1206】琴桜がんばれ

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月19日 水曜日(すいようび)。

 琴桜(ことざくら)は 5勝(しょう)5敗(はい)。

 負(ま)け越(こ)しすると 大関(おおぜき)から 陥落(かんらく)します。

 カド番(ばん)を 脱(ぬ)け出(だ)すには あと3勝(しょう)しないと。

 残(のこ)り 5番(ばん)を 3勝(しょう)2敗(はい)で ギリギリ 大関(おおぜき)に

 残(のこ)ることができます。

 琴桜(ことざくら) がんばれ。

  

問題解決(108) 「なぜ道徳的な行動をするのか?」

 道徳的な行動をするのは、行動した直後に好子が随伴して強化されるからである。より良い行動を促す行動随伴性こそ重要である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第108回目の引用である。

【引用はじめ】

 誰が見てなくても、何も貰えなくても、自然と行動してしまう人を、我々は道徳的な人とみなす。

 足を骨折してギブスをつけていても玄関から離れた駐車スペースに車を止める。シルバーシートに座っていなくても、電車の中でご老人を見れば席を譲る。こうした道徳的な行動は、一見何の代償もなく生じているように思われる。が、果たしてそうだろうか?

 好子や嫌子は目に見える物に限らない。骨折してギプスつけているが、障害者用駐車スペースでなく遠くへ車を停めるたりする。そのことで、他の、自分よりも体の具合の悪い人が玄関に近い駐車スペースを使えるようになる。なぜ、こうした行動が好子として強化するのかABC分析してみると、次のようになる。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.57)

【引用おわり】

 障害者用駐車スペースを利用しなければ、自分よりもっと重度な人に利用してもらえる。それが好子となって、より良い行動をすることができるのだ。こうした強化によって、そうした行動が維持されるだろう。 

2025年3月18日火曜日

【利用者向け1205】モンテ2連勝

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月18日 火曜日(かようび)。

 モンテディオ山形(やまがた)が 16日の 熊本(くまもと)の試合(しあい)で

 3対(たい)1で 勝(か)つことができました。

 これで2連勝(れんしょう)です。

 通算成績(つうさんせいせき)は 2勝(しょう)3敗(ぱい)となり 20チーム中(ちゅう)

 10位(い)となりました。

 これからの 活躍(かつやく)を 期待(きたい)しましょう。 

問題解決(107) 「道徳は自発的に良い行いをすること」

  より良い道徳感情を持っていれば、より良い道徳的行動ができるか。そう簡単ではない。自然を大事にしたいと思っているのだが、空き缶が落ちていても拾ったりしない。そのような行動をしてしまうのはなぜか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第107回目の引用である。

【引用はじめ】

 道徳の問題について、個人攻撃の罠にとらわれても解決しない。日本人の道徳観の低下を責めても問題は解決しない。問題を解決するのは、行動随伴性を改善すればいい。

 本当にそんなことで問題は解決をするのか。注意されそうだから違法駐車しないとか、ご褒美が貰えるから空き缶を拾うとか、そんなことでは情けない。誰が見てなくても、何も貰えなくても、自然と行動してしまうのが道徳じゃないのか。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.56)

【引用おわり】

 道徳感だけでは、実際の正しい行動を行うことができない。より良き行動ができるようにするには、行動随伴性のあり方こそ重要である。空き缶が落ちていたら、手が多少汚れても拾って、きれいになった喜びを味わうなどが必要だ。より良き行動ができたら、その直後に強化される行動随伴性が大事なのである。

2025年3月17日月曜日

【利用者向け1204】彼岸入り

 今日は 令和7年3月17日 月曜日。

 今日(きょう)は 「彼岸入(ひがんい)り」です。

 3月20日は 「彼岸(ひがん)の中日(ちゅうにち)」。

 3月23日が 「彼岸明(ひがんあ)け」です。

 「彼岸(ひがん)の中日(ちゅうにち)」には お墓参(はかまい)りに 出(で)かけます。

 仏壇(ぶつだん)への お供(そな)えものは ぼた餅(もち)です。



 

問題解決(106) 「意識改革で問題の解決は難しい」

 自然を大切にしようと、古紙のリサイクルに協力する。それが守られているかというと、なかなか思うようにいかない。「意識改革だ」と言われても、古紙を仕分けするのは面倒だとなりがちである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第106回目の引用である。

【引用はじめ】

 紙のリサイクルで、「意識改革」によって、古紙をださなかったり、ゴミを分別しないのは、地球や自然が大切だと意識していないからではない。地球や自然は大切だと、ほとんどの人がそう考えている。問題の原因が "意識" にあるなら、とっくの昔に解決できていないとおかしい。解決が難しい問題の原因は、たいてい行動随伴性にあるのだ。意識にではない。望ましくない行動が強化されていたり、望ましい行動が弱化されているのが問題なのだ。そこを改善しない限り、問題は解決しない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.56)

【引用おわり】

 古紙のリサイクルを「意識改革」によってやろうとしても、うまくいかない。古紙の仕分けができたら強化する。できなかったらそうした行動を弱化する。こうした随伴性が必要だ。古紙の仕分けができる随伴性こそ大事である。 

2025年3月16日日曜日

【利用者向け1203】リナワールド営業開始

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月16日 日曜日(にちようび)。

 上山市(かみのやまし)にある遊園地(ゆうえんち) リナワールドが ようやく

 開園(かいえん)しました。

 冬(ふゆ)の間(あいだ)は 閉園(へいえん)していました。

 15日から 開園(かいえん)し 多(おお)くの家族連(かぞくづ)れが アトラクションを

 楽(たの)しみました。

 県外(けんがい)からの お客(きゃく)さんも 多(おお)いみたい。

 機会(きかい)があったら 行(い)ってみて。

  

問題解決(105) 「ゴミ拾いイヤ」

 公園などに遊びに行って、空き缶などを拾って、きれいにしようとはなかなか思わない。せっかく遊びに行って、手を汚したり、のんびり余暇を過ごせなくなるからだ。自然を大切にしたいとは思うのだが。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第105回目の引用である。

【引用はじめ】

 いくら頭で「自然を守ろう」と思っていても、週末に家族で遊びに行っているときくらいゴミ拾いはしたくない。手が汚れるし、のんびりできないからだ。弱化の原理が働いている。これを道徳観が低下していると責めだしたら、個人攻撃の罠にはまった証拠だ。



(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.56)

【引用おわり】

 空き缶拾いしないことは、道徳観の欠如だなんて責任を押し付けても問題は解決しない。感情や心の問題とするのは、「個人攻撃の罠」にはまってしまっている。なぜこうした行動になるのかは、行動の原理でABC分析してみるのがいい。解決の手立てが見えてくる。

2025年3月15日土曜日

【利用者向け1202】靴の日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月15日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「靴(くつ)の日」です。

 1870年(明治めいじ3年)3月15日 日本初(にほんはつ)の

 靴工場(くつこうじょう)が 開設(かいせつ)しました。

 日本陸軍(にほんりくぐん)では 輸入(ゆにゅう)された 靴(くつ)では

 日本人(にほんじん)に 大(おお)きすぎた。

 それで 日本人(にほんじん)の 足(あし)に合(あ)う 靴(くつ)を 作(つく)るための

 工場(こうじょう)が 開設(かいせつ)されました。

 靴(くつ)を 作(つく)る 工場(こうじょう)は 東京都(とうきょうと)の

 築地(つきじ)に 建てられました。


 

問題解決(104) 「違法駐車が取り締まれない」

 障害者用駐車スペースの違法駐車が、うまく取り締まれない。それはなぜか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第104回目の引用である。

【引用はじめ】

 障害者用駐車スペースの違法駐車について、実際には誰も取り締まっていないことが多いから、注意されることはほとんどない。従って、回復の原理(行動は弱化されないと、元通りに起こりやすくなる)が働いて、違法駐車は完全になくならない。本当は、取り締まりに力を入れ、違法駐車はほとんど必ず注意され、弱化されるようにすればいいのだろうが、たいていはそれほどの人手もお金もかけられない。

 これはスピード違反の取り締まりと一緒だ。スピード違反のたびに検挙しようとしたら、すべての道路に100mおきに警察官を配置しなくてはならない。そんなことをしたら国民の半分が警察官になってしまう。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.55~p.56)

【引用おわり】

 障害者用スペースの違法駐車を取り締まる方策がとられていない。違法駐車に対して、明確に注意されることがほとんどない。違法駐車行動が弱化されないのである。そこまで、コストがかけられないのが現状だからだ。利用者の道徳心や良心にまかせるといっても、それほどの罪悪感にさいなまれることもない。大した問題と捉えてないのである。

2025年3月14日金曜日

【利用者向け1201】満月かがやく

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月14日 金曜日(きんようび)。

 今日(きょう)は 昨日(きのう)より 少(すこ)し 気温(きおん)は 上(あ)がらない

 予報(よほう)です。

 それでも 最高気温(さいこうきおん)は 11度(ど)ぐらいになります。

  ただ 強(つよ)い風(かぜ)が 吹(ふ)きます。

 お月様(つきさま)は 満月(まんげつ)です。

 夜(よる) 空(そら)を 見上(みあ)げてみて下(くだ)さい。

 きれいな お月様(つきさま)が かがやいています。


 

問題解決(103) 「障害者用スペースには違法駐車が多い」

 障害者用スペースに違法駐車が多いため、本来利用すべき障害者がそのスペースを使えない。こうしたことが頻繁に起きるのはなぜか。ABC分析してみると、下記のようになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第103回目の引用である。

【引用はじめ】

 障害者用スペースの違法駐車は、建物に早く、楽に入れることが好子になって、強化の原理が働いている。障害者用の駐車スペースは、常に玄関の近くにあるし、空いていることが多いからだ。

 障害者用のスペースであることを示す掲示は、そこに違法駐車すると注意される可能性がある。つまりこれは弱化の行動随伴性の先行条件だ。だから障害者用スペースの掲示が大きく、見やすくすれば、少しは効果があるに違いない。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.55)

【引用おわり】

 障害者が利用すべき障害者用スペースが空いてないため、障害者が使えないなんてことがしょっちゅう起きている。違法駐車が多いためだ。障害者用駐車スペースは、建物の玄関に近くに位置し、空いていることが多い。罰則規定もない。罪悪感が多少あっても、便利なスペースをつい利用する結果になる。道徳感情に訴えても、実際の行動にはつながらないのが実情である。 

2025年3月13日木曜日

【利用者向け1200】サンドイッチデー

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月13日 木曜日(もくようび)。

 今日(きょう)は 「サンドイッチデー」です。

 日付(ひづけ)が 1が3ではさまれているので サンド1(サンドイッチ)と

 したのです。

 サンドイッチの 名前(なまえ)の 由来(ゆらい)は イギリスの貴族(きぞく)

 サンドイッチ伯爵(はくしゃく)から とったと 言(い)われています。

 ゲームをしながら 食(た)べていたところから その言葉(ことば)が

 生(う)まれました。


 

問題解決(102) 「障害者用スペースの違法駐車を減らす」

 障害者用スペースの違法駐車が絶えない。どうすればよいか。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第102回目の引用である。

【引用はじめ】

 障害者用スペースの違法駐車を減らすために、いくつかの方法を試みた。一つはそこが障害者用スペースであるということを示す掲示を大きく、目立つようにしたこと。これで違法駐車は70%くらいにまで減少した。もう一つ、別の掲示板を用意し、そこに「違法駐車を見張っています」という趣旨の忠告を表示した。これで違法駐車は30%以下にまで減少した。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.55)

【引用おわり】

 障害者用スペースの掲示を大きくすることで、違法駐車が3割減らすことができた。さらに、「違法駐車を見張っています」という掲示板によって、違法駐車が7割減った。しかし、違法駐車はまだある。完全には違法駐車をなくすことができない。どうすればいいのだろう。まずは、なぜ違法駐車するのか、その理由を明らかにする必要がある。それについては、次のブログでABC分析してみる。

2025年3月12日水曜日

【利用者向け1199】災害は忘れた頃にやってくる

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月12日 水曜日(すいようび)。

 昨日(きのう)は 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)から14年が

 たった日でした。

 いろんなところで 慰霊(いれい)が 行(おこな)われました。

 2万人(まんにん)も 亡(な)くなった 災害(さいがい)でした。

 津波(つなみ)は 多(おお)くの人(ひと)を のみこんだのです。

 福島(ふくしま)の 原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)では

 爆発(ばくはつ)がありました。

 地割(じわ)れがおこり 液状化(えきじょうか)し 地面(じめん)が

 もりあがったりもしました。

 1年前(まえ)は 能登沖地震(のとおきじしん) 30年前(まえ)は

 神戸地震(こうべじしん)がありました。

 いつ起(お)こるか 分(わ)からないのが 地震(じしん)です。

 避難訓練(ひなんくんれん)も 真剣(しんけん)にやらないと。 

2025年3月11日火曜日

問題解決(101) 「自分でコーチの力を果たす」

 新しい行動を身につけるには、コーチがいないとできないというわけでない。自らの力で身につけなければならないことも多い。自ら、適切な標的行動を設定して、適切な行動がなされているかフィードバックができるようにすることである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第101回目の引用である。

【引用はじめ】

 スポーツに限らず、何か新しいことを学ぼうとするときには、モデリングやシェイピング、プロンプトやフィードバックを駆使してくれるコーチの存在が重要になる。でも、コーチかいなければ学習が不可能だというわけではない。自分でコーチの役割を果たすこともできる。この場合、どんな行動レパートリーが必要か。

 コーチ兼選手をうまくこなすためには、標的行動と自分の行動についての言語行動レパートリーが豊富でなければならない。たとえば、何が標的行動か言えること、標的行動からずれた行動を見たら、その点を指摘できること、自分の現状の行動を観察してどこが標的行動と違うか指摘できることなどである。こういった言語行動レパートリーはまさに "自己教育力" と呼ばれる力の根底をなすものだろう。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.51~p.52, p.111)

【引用おわり】

 私たちはコーチなしで適切な行動を身につけている。ただ、時間がかかって簡単には身につかない困難な行動に対して、単独で身につけるには計画的に段階をふんだ取り組みが必要である。現状のレベルに合った標的行動を決め、その適否を判断できなければならない。その状況が言語で適切に表現できるようにするのである。 

【利用者向け1198】東日本大震災から14年

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月11日 火曜日(かようび)。

 東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の 発生(はっせい)から

 今日(きょう)で 14年です。

  2011年(平成へいせい23年)3月11日(金曜日きんようび)

 14時46分に 東北地方(とうほくちほう)太平洋沖(たいへいようおき)

 地震(じしん)が 発生(はっせい)しました。

 山形市内(やまがたしない)も 大(おお)きくゆれました。

 停電(ていでん)も 続(つづ)きました。

 寒(さむ)い日でした。

 その時(とき) あなたは どこにいましたか。

 なにを していましたか。

 その時(とき)のことが ありありと 思(おも)い出(だ)されるはずです。

 テレビも 停電(ていでん)で すぐには見(み)ることができなかった。

 あとから見(み)たら あの大津波(おおつなみ)は 人(ひと)や

 建物(たてもの)、自動車(じどうしゃ)、船(ふね)など あらゆるもの

 壊(こわ)して 遠(とお)くまで 運(はこ)び去(さ)ってしまいました。

 映画(えいが)を 見(み)ているような感(かん)じでした。

 それが 現実(げんじつ)とは 思(おも)えない 光景(こうけい)でした。


問題解決(100) 「新しい行動をレパートリーに組み入れるためには」

 新しい行動をレパートリーに組み入れるためには、何回練習すればよいか。それには、標的行動の達成基準を明らかにしておくことである。個々に合わせて、ステップ・バイ・ステップで進める必要があるからだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第100回目の引用である。

【引用はじめ】

 新しい行動をレパートリーに組み入れるためには、何回か練習をして、強化されなくてはならない。具体的に説明して、手本を見せて、数回練習させたからといって新しい行動が身につくとは限らない。場合によっては、何十回、何百回、何千回もの練習が必要になる。ある行動に関して、何回練習すればレパートリーに入るかは、現在の行動分析学でも予想できない。学習者が持っている他の行動レパートリー、好子や嫌子の種類や強さによって、学習の進度には個人差が生じる。だから重要なのは、練習が個人のペースに合わせて進められるようにすること、それから練習回数ではなく、標的行動の達成基準を決めておくことである。 

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.51~p.52)

【引用おわり】

 新しい行動を身につけるには、プロンプトやフェーディングを適切に用いる必要がある。それも、個人のペースに合わせて実施するのだ。行動の直後に強化・消去・弱化がタイミングよく随伴させるのである。達成基準を明確にして根気よく継続することが求められる。

2025年3月10日月曜日

【利用者向け1197】モンテが勝った

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月10日 月曜日(げつようび)。

 昨日(きのう)は モンテディオ山形(やまがた)が 秋田(あきた)と戦(たたか)って

 4対(たい)2で 勝(か)つことができました。

 今(いま)まで 3連敗(れんぱい)でした。

 これで 対戦成績(たいせんせいせき)は 1勝(しょう)3敗(ぱい)です。

 これからは 勝(か)ち 続(つづ)けることを 願(ねが)ってます。

 相撲(すもう)は 春場所(はるばしょ) 琴桜(ことざくら)は 初日(しょにち)

 負(ま)けました。

 これからの がんばりに 期待(きたい)しましょう。 

問題解決(99) 「フェイディング」

 ひらがなを書けるようにするために、練習帳を使う。「あ」の文字が書けるようになぞり書きをさせる。その場合は、太い線をなぞって、次に細い線なぞって、点線をなぞって、線なしで手本だけ見て書けるようにする。このように段々と手がかりを減らしてゆく。こうしたやり方は、フェイディングと呼ばれるものだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第99回目の引用である。

【引用はじめ】

 標的行動が身につくにつれてプロンプトを次第にださなくする技法をフェイディングという。たとえば、ばた足のフォームが安定するのを見計らって、指示棒の使用を徐々に止めていった。ひらがなの練習帳は、最初太い線で書かれた文字の上をなぞるようになっていて、その練習が終わると、次は細い線、次は点線というように、徐々に手掛かりを減らして練習していく。最後には手掛かりなしでひらがなが書けるようになる。この練習帳はプロンプトの技法を使っているのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.51)

【引用おわり】

 標的行動を身につけるために、プロンプトを徐々に減らすやり方がフェイディングである。できるだけ失敗がないように標的行動を身につけられる。標的行動も短時間に効率的に定着できるやり方である。 

2025年3月9日日曜日

【利用者向け1196】3・9デイ(ありがとうを届ける日)

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月9日 日曜日(にちようび)。

 今日(きょう)は 3月9日の 日付(ひづけ)の

 「サン(3)キュー(9)」 から 「ありがとう」の日です。

 3・9デイ(ありがとうを届とどける日)です。

 「ありがとう」という言葉(ことば)に たくして 感謝(かんしゃ)を

 伝(つた)え合(あ)う日です。



問題解決(98) 「プロンプト」

 標的行動のとおりうまくできない時には、ヒントを出すといい。それがプロンプトである。適切なプロンプトによって、標的行動が促される。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第98回目の引用である。

【引用はじめ】

 標的行動が起こりやすいように合図や指示、ヒントを出すのがプロンプトである。プロンプトはクイズのヒントのように言語的なものもあれば、鉄棒で逆上がりを補助するように身体的なものもある。

 ばた足の練習で、直前にフィードバックしたことが守られていなかった時には、指示棒でばた足している人の体の一部を軽く触れた。そうすることで適切な行動が現れることを狙ったのだ。

(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50~p.51)

【引用おわり】

 ばた足が腿を動かしてできるようになるために、指示棒で腿にふれた。それに促されて、腿を動かすようになった。すかさず強化した。こうしたことによって、「足を腿から動かす」ことができるようになり、その標的行動が定着できた。指示棒で腿にふれることが、プロンプトになったのである。 

2025年3月8日土曜日

【利用者向け1195】みつばちの日

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月8日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)は 「みつばちの日」です。

 3月8日が 「みつ(3) ばち(8) 」と読(よ)む 語呂合(ごろあ)わせから

 決(き)められました。

 ミツバチは 二ホンミツバチと セイヨウミツバチなどがいます。

 はちみつを採(と)るのは 主(おも)に セイヨウミツバチです。

 ミツバチは 女王(じょうおう)バチ 働(はたら)きバチ オスバチが

 います。

 オスバチは 英語(えいご)で ドローンと 言(い)います。

 無人航空機(むじんこうくうき)の ドローンは オスバチの「ブーン」と

 いう羽音(はおと)からきています。


問題解決(97) 「具体的な説明によるフィードバック」

 適切な行動を促すには、具体的に説明することである。何をどのようにするのかを、相手に分かりやすく言う必要がある。それがうまくできていない場合が少なくない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第97回目の引用である。

【引用はじめ】

 言葉で身体や筋肉の動きを具体的に説明すること。長嶋監督流に「そこをびゅっとしてがーといけばグッドですね」などと曖昧な説明をするのではなく、「左足に重心をのせて左腕を引きながら手首を返す」のように、誰にでも、何をどうすればいいのか分かるように説明することが肝心。このためにはもちろん適切な課題分析が必須になる。

 具体的な説明によるフィードバックは結果(C)として使った場合、不適切な行動を弱化し、同時に適切な行動の先行条件(A)となるから便利である。


(島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50)

【引用おわり】

 ばた足がうまくできない人にとって、標的行動どおりできないのは、その説明が曖昧だからだ。先行条件(A)において、標的行動を具体的に説明すれば、行動(B)が説明どおりにできた。そのことによって、結果(C)において強化するのである。この繰り返しによって、標的行動は定着することができるのだ。 

2025年3月7日金曜日

【利用者向け1194】東北新幹線の連結がはずれた

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月7日 金曜日(きんようび)。

 東北新幹線(とうほくしんかんせん)と 秋田新幹線(あきたしんかんせん)の連結(れんけつ)が

 はずれました。

 運転中(うんてんちゅう)です。

 原因(げいん)が 分(わ)かるまで 連結運転(れんけつうんてん)を 取(と)りやめることに

 なりました。 

 山形新幹線(やまがたしんかんせん)は 福島(ふくしま)で

 東北新幹線(とうほくしんかんせん)に 乗(の)りかえることになります。

 不便(ふべん)になります。

問題解決(96) 「モデリングにも限界あり」

 モデリングを用いても、効果がない場合もある。その場合は、シェイピングの技法を使うといい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第96回目の引用である。

【引用はじめ】

 モデリングは、 "模倣" という行動レパートリーが身についている相手にしか使えない技法だ。人間以外のほとんどの動物には模倣のレパートリーはない。人間でも何らかの障害によって模倣のレパートリーが発達していない子供や大人もいる。その場合には、シェイピングの技法を使うか、模倣のレパートリーそのものの訓練から始めることになる。「ちゃんと手本を見せているのにできない」と学習者を責めるのは個人攻撃の罠に陥った証拠だから、要注意。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.50)

【引用おわり】

 うまくできないと、「なんでこんな簡単なこともできないんだ」と言いたくなる。ついつい、個人攻撃の罠におちいる。やり方に問題がある。だから、やり方を工夫するのだ。行動を変えるための手立てをどうするか、考えるのである。 

2025年3月6日木曜日

【利用者向け1193】大船渡市の山林火災続く

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月6日 木曜日(もくようび)。

 岩手県(いわてけん)大船渡市(おおふなとし)で 山林火災(さんりんかさい)が

 続(つづ)いています。

 発生(はっせい)が 2月26日でした。

 そこから1週間(しゅうかん)もたっています。

 消火活動(しょうかかつどう)が 続(つづ)いていますが なかなか消(け)すことが

 できません。

 空気(くうき)が 乾(かわ)いていて 強風(きょうふう)がふいているので

 次々(つぎつぎ)と 延焼(えんしょう)しています。

 避難(ひなん)している 住民(じゅうみん)も 多数(たすう)います。  

問題解決(95) 「ちゃんと見本や手本を示しているか」

 なかなかできないことがあったらどうすれば良いか。手本や見本を示して、その通りできるようにするのがいい。それがなかなかできていないのが現実である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第95回目の引用である。

【引用はじめ】

 モデリングとは見本や手本を示すことだ。新しい課題を与える時や、助言するときに、必ず手本を示すようにするといい。これもあたりまえのことのようだが、実際、会社や学校で何かを教えるとき、どれだけの見本や手本を用意しているか思い浮かべて欲しい。「もっと丁寧に挨拶しなさい!」と言いながら、どれだけの人が丁寧な挨拶の手本を示しているだろうか? 「じっくり考えて問題を解きなさい」という数学の先生がどれだけ "じっくり考える" 手本を子どもたちに示しているだろうか?

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.49~p.50)

【引用おわり】

 モデリングは、標的行動を身につけさせるには有効な手立てである。簡単には身につかない行動には計画的・段階的にモデリングを活用する必要がある。単なる言葉だけでなく、見本や手本を示すようにするのだ。 

2025年3月5日水曜日

【利用者向け1192】サクラ開花予想

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月5日 水曜日(すいようび)。

 県内(けんない)の サクラ開花(かいか)予想(よそう)が 発表(はっぴょう)されました。

 霞城公園(かじょうこうえん)は 4月10日に サクラが開花(かいか)する

 予想(よそう)です。

 その1週間後(しゅうかんご)が 満開(まんかい)になります。

 満開(まんかい)は 4月17日ぐらいかな。

 楽(たの)しみです。

 

問題解決(94) 「ダルマ浮きができるまでのシェイピング」

 泳げない人にとって、ダルマ浮きができるまでだって簡単ではない。30秒間ダルマ浮きができるようにするには、ちょっとでもできたら誉めるを繰り返す。それをだんだんと秒数を長くしてゆく。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第94回目の引用である。

【引用はじめ】

 泳ぐことができない人に対して、まずダルマ浮きができるようにするためシェイピングの技法が使われた。

 最初の課題は "ダルマ浮き" を30秒続けることだったが、せいぜい5秒が限界だ。だからといって誉めずにいたら、どうなるだろう? 分化の原理によって行動は減ってしまうだろう。だから、訓練の初期段階では、5秒でもいいから誉めた。でもそれができるようになると「今度は10秒頑張ってみましょう!」と励まして、10秒できるようになったら誉めるようにした。次は15秒、そして20秒というように、徐々に標的行動に近づけていったのだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ダルマ浮きが30秒間できるようにする標的行動を設定した。まずは、5秒、10秒、20秒、そして最終的に30秒間ダルマ浮きができるようにするまで、根気よく強化してゆくのだ。それがシェイピングと呼ばれる技法である。ただ、やみくもにやらせるよりはずっと効率的なのである。

2025年3月4日火曜日

【利用者向け1191】モンテディオ山形3連敗

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月4日 火曜日(かようび)。

 モンテディオ山形(やまがた)は 3連敗(れんぱい)。

 みんな応援(おうえん)しているのに 勝(か)てません。

 残念(ざんねん)。

 千葉(ちば)とは 2対(たい)3で 惜(お)しくも 負(ま)けてしまいました。

 次(つぎ)の 試合(しあい)こそ 勝(か)ってほしい。

 応援(おうえん)しましょう。

 次(つぎ)は 秋田(あきた)との 戦(たたか)いです。 

問題解決(93) 「ハトが円盤をつつけるようにする」

 分化の原理やシェイピングの技法といった行動分析学的知見を明らかにするために、ハトを使った実験をした。ハトが実験箱の円盤をつつく行動ができるまでを記録したのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第93回目の引用である。

【引用はじめ】

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。行動分析学の基礎研究ではハトを被験体に使うことが多い。ハトを実験箱に入れ、はこの側面についたプラスティックの円盤をつつく行動をエサで強化するのだ。

 ところが初めて実験に参加するハトには、円盤をつつくという行動が身についていない。最初は実験箱の中で歩き回ったり、羽をついばんだりしている。そこで、ハトの行動の中で円盤をつつくのに最も近い行動、たとえば円盤の方を見る行動を選んで強化するのだ。するとハトは円盤を頻繁に見るようになる。

 そこで今度は円盤を見ただけではエサを与えないようにする。消去の開始だ。するとハトは円盤を見ながら首を振ったり、回転したり、しゃがんだりと、いろいろな行動を始める。これが消去によって生じる。様々な行動の出現だ。この中から、円盤をつつくのに一番近い行動、たとえば円盤に向かって近寄る、を強化する。分化の原理が働いて、強化された行動は増え、それ以外の行動は減っていく。そして、消去と強化を繰り返し、徐々に標的行動に近づけていく。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ハトを実験箱に入れて、円盤をつつく行動を身につけることができた。そのプロセスを明らかにして、どうすれば標的行動を達成するのか分かった。分化の原理やシェイピングの技法として一般化する科学的知見を見出したのである。 

2025年3月3日月曜日

【利用者向け1190】ひな祭り

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月3日 月曜日(げつようび)。

 3月3日は ひな祭(まつ)りです。

 女(おんな)の子(こ)が 健(すこ)やかに 成長(せいちょう)を 願(ねが)う

 行事(ぎょうじ)です。

 「桃(もも)の節句(せっく)」とも 言(い)います。

 ひな人形(にんぎょう)を 飾(かざ)っている家(うち)もありますね。


 

問題解決(92) 「ハトによる基礎研究」

 動物による基礎研究から、分化の権利やシェイピングの技法が見出された。特に、ハトを実験箱に入れた研究によって、そうした原理の発見があった。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第92回目の引用である。

【引用はじめ】

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。行動分析学の基礎研究ではハトを被験体に使うことが多い。ハトを実験箱に入れ、はこの側面についたプラスティックの円盤をつつく行動をエサで強化するのだ。

 ところが初めて実験に参加するハトには、円盤をつつくという行動が身についていない。最初は実験箱の中で歩き回ったり、羽をついばんだりしている。そこで、ハトの行動の中で円盤をつつくのに最も近い行動、たとえば円盤の方を見る行動を選んで強化するのだ。するとハトは円盤を頻繁に見るようになる。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48~p.49)

【引用おわり】

 ハトの研究によって、私たちも活用できる行動の原理が明らかになった。ちょっと突飛かもしれないが、地道な基礎研究があったから人間も応用できる行動の原理をもたらしたのである。普通では思いつかない研究方法は、私たちにすばらしい貢献をしてくれたのだ。 

2025年3月2日日曜日

【利用者向け1189】河津桜が満開

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月2日 日曜日(にちようび)。

 静岡県(しずおかけん)河津町(かわづまち)では 今(いま) 桜(さくら)が

 満開(まんかい)です。

 河津桜(かわづさくら)は 濃(こ)い ピンク色(いろ)をしています。 

 ソメイヨシノより ずっと早(はや)く 花(はな)が 咲(さ)きます。

 見(み)てみたいなあ。

問題解決(91) 「弱化より強化を」

 シェイピングによって新しい行動を身につけることができる。そこでは、弱化でなく強化の原理を使ったほうがいい。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第91回目の引用である。

【引用はじめ】

 シェイピングという技法の背景には分化の原理が働いている。

 子どもに算数を教えるとき、後輩にパソコンの使い方を教えるとき、恋人にスキーの滑り方を教えるとき。「そうじゃない!」「違うよ」「さっき言ったこと聞いてなかったの?」などなど、我々がいかに弱化を使いがちか。強化の原理を使うと、何かを教えるのは、ずっと簡単になる。

 分化の原理もシェイピングの技法も、元々は動物を使った基礎研究で見いだされ、開発されたものだ。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)

【引用おわり】

 スキーの滑り方を教えるにあたって、「そうじゃない」と言っても相手はどうすれば良いか分からない。モデルを示して、その通りにできなくても、ここは良かったと強化するのである。次はこうしたらと、再度モデルを示すのである。それでもうまくできなくても根気よく励ます。そうしたやり方の方がいい。ここがダメだと弱化しても身に付くものでない。 

2025年3月1日土曜日

【利用者向け1188】3月は弥生

 今日(きょう)は 令和(れいわ)7年3月1日 土曜日(どようび)。

 今日(きょう)から 3月です。

 3月は 「弥生(やよい)」とも 言(い)います。

 いい天気(てんき)になりました。

 気温(きおん)も 10度(ど) 以上(いじょう)になりそうです。

 春(はる)の 陽気(ようき)です。

 あんなにあった雪(ゆき)もどんどんとけています。

 うきうきしてきます。 

 

問題解決(90) 「シェイピングと分化の原理」

 新しい行動を身につけるためには、どのような働き方をすればよいか。それがシェイピング呼ばれる手法である。標的行動に近い行動を徐々に強化するやり方だ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第90回目の引用である。

【引用はじめ】

 新しい行動を身につけるため、すでにレパートリーにある行動の中で標的行動に最も近い行動を強化する。その行動が増えたら、今度はそれを消去する。行動を消去すると、一時的に、消去された行動に似た様々な行動が起きることが知られている。消去によって生じた様々な行動の中から最も標的行動に近いものを選んで、さらに強化する。その行動が増えたら、また消去する。この様に強化と消去を繰り返して、次第に標的行動に近い行動を強化していく。

 シェイピングという技法の背景には分化の原理が働いている。

 (島宗理著 「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.48)

【引用おわり】

 標的行動となる行動レパートリーを、どのようにすれば、身につけることができるか。今できる行動からスタートして、だんだんと標的行動に近い行動に近づける。それを計画的に段階的に行うのである。段階ごとにうまくいったらその直後に強化する。それを標的行動ができるようになるまで、繰り返すのである。これがシェイピングである。