企業や組織の問題解決のために、応用行動分析学が適用されている。社会の多くの問題に効果あることが分かっている。そのようなことを取り上げた専門誌も発刊されている。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第119回目の引用である。
【引用はじめ】
応用行動分析学は社会の様々な問題解決に適用されてきたが、中でも企業や組織の問題解決に取り組んでいるのが組織行動マネジメントだ。1977年に雑誌 Journal of Organizational Behavior Management が創刊されて以来、企業や組織の様々な問題を取り上げた研究が発表されてきた。80年から90年にかけて発表された論文の一部をとってみても、セールス向上、アスレチッククラブの会員数増加、病院スタッフの勤怠管理、介護施設で働くスタッフのマネジメント、ショッピングストアーでの万引き防止、銀行の窓口サービスの向上、工場での事故防止、自動車工場での生産性の向上、デパートの接客行動の向上、官公庁での行動マネジメント、大学教務の生産性向上、工場での機械セットアップ時間の短縮など、様々な組織における様々な行動を対象として研究が行われてきたことがわかる。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.65)
【引用おわり】
企業や組織の問題解決に取り組んでいる組織行動マネジメントは、多岐にわたる問題を取り上げている。切実な問題に対して、具体的な解決策が提示されている。それが同じような問題を抱える組織にも参考となる内容だ。実情に応じて多少のカスタマイズは必要だろうが、応用しやすいものなのだ。
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