2025年3月27日木曜日

問題解決(116) 「行動分析学の目的」

 行動分析学はB.F.Skinnerを祖とする学者たちがうちたてた行動科学である。その目的は、行動の予測と制御の法則の発見である。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第116回目の引用である。

【引用はじめ】

 行動分析学は、行動の予測と制御を可能にする法則を見い出そうとする行動科学の一つだ。このために実験によって行動と環境の機能的関係を分析する。先行条件(A)や結果(C)などの環境を操作することによる行動(B)の変化を測定し両者の因果関係を見いだすのだ。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.64)

【引用おわり】

 日々の私たちの行動の原因はどのように解釈し、記述できるか。そして、どうすれば、行動の問題を変えることができるか。それを行動と環境の関係から明らかにできるとするのが、行動分析学である。行動随伴性という概念を使って、行動のあり方を明確にするものだ。 

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