人間は指示どおり動いてくれない。指示が分からなかったら、指示には従えない。技能が伴なわなければ指示には従えない。指示されても指示には従う気になれない。こうしたことで、指示に従わなかったりする。
【引用はじめ】
人間は指示だけでは動かない。「……しろ!」と指示するだけで、相手がそれをしてくれるのなら、上司も親も教師もどれほど楽なことか。
自分が望むことを、相手がしてくれないとき、なぜできないかの分析、そしてどうすればさせられるかの対応策には三つのレベルがある。
第一のレベルは、やり方を知らなかったり、やる意義が分からなかったりする場合、つまりやるべきことに対する知識が欠けているレベルである。その場合には、知識を与える必要があり、指示は有効だ(ただし、効果的に指示を与えるための要件はもちろんある)。
第二のレベルは、頭ではわかってはいるが、技能が伴わないというレベルで、この時に必要となるのは練習である。
第三のレベルは、頭ではわかっているし、できるのにやらない、というレベルである。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.28~p.29)
【引用おわり】
指示に従うかどうかは、その状況いかんによって違ってくる。相手の状況に応じた指示のしかたを工夫する必要がある。
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