表彰制度は「頑張った人」を褒めるだけでは不十分。行動を強化する仕組みとして見直すことで、組織の学びが深まる。
【引用はじめ】
組織行動のマネジメントシステムとして捉えれば、現行の表彰制度には次のような問題点が見つかる。
① 「行動がピンポイントに定義されていない」 表彰制度を強化のシステムとして位置づけるなら、強化すべき行動は何かをはっきりさせる必要がある。「頑張った」人とか「多大な貢献をした」人などは、行動の定義としてはまったく不明確だ。これでは誰かが選ばれて表彰台に立ったとしても、他の人々は真似のしようがない。
② 「強化の回数が不十分である」 人と組織の行動を変えるためには、何度も何度も強化を繰り返さなければならない。年に1回くらい表彰することは、十分とはとてもいえない。
③ 「好子は行動の直後に与えられていない」 表彰制度は年1回行われることが多い。したがって、日々の業務の中で、どれほど望ましい行動をしたとしても、その直後に表彰が行われることはありえない。行動が最も効果的に強化されるには、行動の直後に好子を与える必要がある。表彰だけに頼っては、行動を強化できないのである。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.223~p.224)
【引用おわり】
行動を明確にし、すぐに強化する仕組みへ。表彰を通じて、望ましい行動が広がる職場をつくろう。
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