2026年10月11日日曜日

「やる気は環境で変わる!確立操作を支援に生かそう」

 利用者支援では、「やる気がない」と見える行動も、環境の影響を受けていることがあります。今日は行動分析学の「確立操作」を学び、利用者が意欲的に活動できる支援のヒントを考えてみましょう。

【引用はじめ】

 満腹状態、二日酔いでは好子の効力は下がり、スポーツで汗をかいたあと、塩辛いナッツを食べたあとでは好子の効力は上がる。このように、好子の効力を変えるような出来事や生理状態を確立操作という。

 確立操作には、いくつかの種類がある。ここでは代表的なものを三つ取り上げる。

① 遮断化 食物をしばらく食べないでいると、食物の効力が増す。このように特定の好子を一定期間遮断することを遮断化という。

② 飽和化 好子が豊富にある状態では効力は下がる。これが好子の飽和化である。

③ 締切の設定 試験日を記入したカレンダーは、試験準備をその日までしっかりしないと試験に落ちるかもしれない不安の効力を高める確立操作である。

  (舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.259~p.260)

【引用おわり】

 確立操作は、利用者の「やりたい」「もらいたい」という気持ちを高める工夫です。活動前の待つ時間や選択肢の提示などを意識し、一人ひとりの意欲を引き出す支援につなげていきたいものです

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