オペレーターの給与体系を時間給から出来高給にしたら、どんな風に仕事のしかたが変わったか。どんな行動が強化され、弱化されるようになったか。ABC分析してみると明らかになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第184回目の引用である。
【引用はじめ】
銀行のオペレーターの給与体系にペイ・フォー・パフォーマンスを導入すると、時間給から出来高給になることで、どんな行動が強化され、どんな行動が弱化されようになったか。
強化されるようになった行動 : 小切手を速く処理する。たとえば、速く数字を読む、速くタイプする、速くファイルに綴じる、など。
弱化されるようになった行動 : 就業時間中の仕事以外の行動、たとえば、私語、新聞・雑誌を読む、おやつやお茶を楽しむ、など。(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、 p.100, p.113)
【引用おわり】
出来高給にすると、仕事が速くなる。個々の行動が速く行われるようになった。私語などの無駄な行動が弱化される。できるだけたくさんの仕事をすれば、給与に反映するからである。
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