2025年6月5日木曜日

問題解決(185) 「行動は変えられる」

 島宗理氏の「パフォーマンス・マネジメント」の著書を185回に引用し、解説してきた。問題解決に関して行動分析学的アプローチによる対応を述べてきた。十分理解できただろうか。身近な問題で試してみると、なるほどと納得できるはずだ。

【引用はじめ】

 行動の科学はここまで進んでいる。勘や経験に頼らなくても、あるいは運まかせにしなくても、我々は自分たちの行動を科学的に管理できる。能力がないとか、資質がないとか、誰かや自分を責めなくてもいい。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、「 はじめに」)

【引用おわり】

 なんで、こんなことができないのか。自分の能力や性格のせいにしたり、相手の怠惰のせいにしても始まらない。まずは、今の問題をABC分析してみる。それから行動の直後の結果がどうなっているか明らかにする。そして、新たな行動随伴性を導入するのだ。それで、行動がどう変わるか記録する。どんな風に行動が変わるかを試そう。

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