業績を向上するためには、業績を構成する個々の行動に焦点を当てて強化することである。業績が上がらない人でも、個々の行動の強化によって、徐々に業績が良くなってゆく。そのことに関する、石田本による第6回目の引用である。
【引用はじめ】
行動分析では、望ましい「行動」をした人に対して必ず強化する。もちろん業績についても評価するが、それとは別に、まず行動したかどうかを見るのだ。こうすることで、パフォーマンスの悪い社員に対しても強化が可能になる。
行動したことを認められた社員は、再び認めてもらおうとして同じ行動を繰り返すようになる。やがては業績も上向いてくる。結果だけを見て評価しても、それは限られた人の行動自発率を向上させるだけの効果しかない。行動に焦点を当ててこそ、全ての社員に行動させることができるのである。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.35 ~p.36 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
業績というのは、何十何百もの行動が達成されたもののことである。一つずつの行動が積み上がって最終的な業績となる。一つひとつの行動がうまくいくように導いて、業績とするのである。
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