褒めることはいいことだとわかっている。しかし、むやみに褒めたからといって、効果的だとは必ずしもいえない。褒め方にもコツがある。特に、タイミングの問題が重要だ。そのことに関する、石田本による第9回目の引用である。
【引用はじめ】
行動分析では、褒める行為を「強化」の一つと位置づけている。強化とは行動を繰り返させるための行為である。褒めるのがいいと言っても、タイミングや方法、頻度を誤るとさまざまな問題を招きかねない。
「褒める」「認める」という行為は、そこに信頼関係がなければ適切に作用しない。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.47 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
望ましい行動をしたら、タイミングよく褒めると効果的である。タイミングよくとは、行動の直後である。直後とは数秒以内。遅くとも60秒以内だ。60秒ルールといわれるものである。
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