2026年7月18日土曜日

もっと要領よくしなさいでは行動は変わらない

 「もっと要領よく」と言われても、人はどう動けばよいか分からない。行動を変えるには、抽象的な指示ではなく、具体的な行動に焦点を当てることが必要だ。 

【引用はじめ】

 「どのようにすれば」人の行動は変えられるのか。その原理と手法を学ぶだけでなく、人の行動の「何を」変えるのかも大事だ。

 熱心に働いているのに、そのわりに成果が上がらない。だからその人の問題は単に「働く」行動を強化し、その頻度や強度を増やすだけでは解決しない。こうした人は、一般的には「要領が悪い」と表現されるだろう。しかし、行動の問題を扱うときには、常に特定の行動に焦点を当てることが大切だ。「要領が悪い」というのは具体的ではない。「もっと要領よくしなさい」などと言ったところで、効果はない。要領が悪いというのは、何なのか、もっと行動のレベルで具体的に考えてみる必要がある。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.132~p.133)

【引用おわり】

 「要領が悪い」という言葉の裏には、改善すべき行動の具体が隠れている。職員指導では、何をどう変えるかを明確にし、行動レベルで支援する視点が求められる。




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