感謝カードは紙切れでも、経験によって価値が生まれる習得性好子である。人が行動を続ける力は、生得的な好子だけでなく、経験で育つ好子にも支えられている。
【引用はじめ】
感謝カードそのものは、ある意味では単なる紙切れにすぎない。これがなぜ好子になるのか?
人間にとっては、生まれながらにして好子であるものと、経験によって好子になったものとがあり、前者を生得性好子、後者を習得性好子という。たとえば水や食料、暑いときの冷房や、寒いときの暖房、性的刺激など、個体と種の生存に関わるものは生得性好子の典型である。お金やクーポン、感謝カードなどは、経験によって得た習得性好子である。
(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.225)
【引用おわり】
感謝カードが行動を強化できるのは、経験を通じて価値が学習されるからである。小さな紙でも、行動を後押しする大きな力になる。
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