2025年9月17日水曜日

組織が変わる(100) 「小さなサブゴールを設定」

 難しい仕事に初めから挑ませても、失敗するばかりだ。そうなると、自信を失って「学習性の絶望感」を味わわせることになる。こうなると、取り組みもおどおどした感じで、消極的になってしまう。うまくいくものも、うまくいかなくなる。そうならないようにするにはどうするか。そのことに関する、石田本による第100回目の引用である。

【引用はじめ】

 絶望感を学習されることなく社員を育成するにはどうしたらいいのだろうか。小さなサブゴールを作ってやればいい。

 どこの会社も何らかのゴールをセッティングしている。最終的なゴールの前に細かいサブゴールをいくつも用意することだ。無理なサブゴールでは意味がない。ちょっと頑張れば乗り越えられる程度のものを設定する。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.127~p.128    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 難しい仕事に闇雲に取り組ませてうまくいかない。そうならないような手立てが必要だ。まずは、できそうなところから取り組ませるのである。難しい仕事の最終ゴール を目指すのでなく、そこまで到達するためのサブゴールをいくつも設定するのだ。いくつかのサブゴールをクリアして、最終ゴールに到達するまでの計画を立てるのである。サブゴールを一つずつ達成するしてその喜びを得て、最終ゴールの難しい仕事ができるようにするのである。

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