できない社員をできる社員にできないものか。それには、行動の直後の結果にリインフォース(強化)を適切に随伴することである。これはリーダーの責任だ。仕事をうまくこなす支援が必要だ。それがリインフォース(強化)をどう随伴するかにかかっている。そのことに関する、石田本による第89回目の引用である。
【引用はじめ】
リーダーは、部下が進んで「行動」を繰り返すように「結果」を「リインフォース(強化)」しなければならない。自発的な意欲を引き出すためのリインフォース因子をいかに用意するかということだ。 誰かが「結果」を出したとき、上司が何を与えるかによって職場の行動自発率が変わってくる。ローパフォーマー(低達成社員)をアベレージ(平均)社員に、アベレージ社員をトップ(高達成)社員に近づけようと思うなら、この点をよくよく理解しなければならない。
(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.121 2007年 ダイヤモンド社刊)
【引用おわり】
できない社員を並の社員に変える。並の社員をできる社員に変える。リーダーに課される役割である。それには、社員の行動に着目して、その直後にどのような結果がなされているか明らかにするのだ。結果に適切なリインフォース(強化)をなされるようにするのである。
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