2025年9月18日木曜日

組織が変わる(101) 「達成感を得られるサブゴール」

 部下に自信をつけて、仕事に果敢に取り組むことができるようにすることが重要である。そのためには、仕事に対する達成感や喜びが感じられるようにすることだ。最終的なゴールには簡単に到達できないとしたら、達成しやすいサブゴールをいくつも設定するのである。そのサブゴールを一つずつ達成して、最終ゴールに到達するようにするのである。そのことに関する、石田本による第101回目の引用である。

【引用はじめ】

 小さいサブゴールを越えると達成感が生まれる。達成感は、ABC分析の中の「C=結果」に相当する部分である。これを得ると、同じ喜びを味わおうとして次のサブゴールにも果敢に挑戦する。つまり行動を繰り返すようになるわけだ。

 上司の目的はあくまで達成感を味わわせることにあるので、ハードルを低めに設定することが肝心だ。「少し頑張ったら達成できた」という自信を植え付けるためのサブゴールだからである。

(石田淳著「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」p.127~p.128    2007年 ダイヤモンド社刊)

【引用おわり】

 部下が今できる仕事はどんなことか。レベルにあった仕事をクリアさせていく。それを少しずつ繰り返し、最終的にやるべき仕事ができるようにするのだ。部下をうまく導くのがリーダーの役割である。 

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