パフォーマンスの向上につながってない行動に価値をおいていることはないか。残業をしているから、仕事をしているといった誤解である。本来ならば、残業しなくてもきちんと仕事できるのがいいはずだ。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第127回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントの先駆者の一人であるギルバートは、組織がパフォーマンスの向上につながらない行動に価値をおく危険を "行動の罠" とよんでいる。遅刻の例なら、毎日時間通りに出社する社員をそれだけで表彰することがこれにあたる。社員に何を期待するかパフォーマンスとして明らかにすれば、それによって優秀な社員を表彰できる。残業時間の多い社員を「よくやってる」と誉めるよりも、少ない残業時間で同じ成果を上げている社員を評価すべきなのだ。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.72)
【引用おわり】
ただ単に行動していれば、いいというのでパフォーマンスは向上しない。行動の改善があってこそ、より良いパフォーマンスを成し遂げることができる。
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