2025年4月11日金曜日

問題解決(130)「内発的動機」

 仕事そのものが楽しくて、やりがいがあるとなれば、成果も出て最高な状況である。内発的動機付けがうまくいっていることになる。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第130回目の引用である。

【引用はじめ】

 パフォーマンス・マネジメントで大切なのは、むしろ、どのようにして "内発的動機" を高めることができるかである。言い換えれば、担当者が仕事に興味を持ち、楽しめるようにするためにはどうすればよいかということである。

 行動分析学では "内発的動機" を、仕事の成果が好子となって仕事をするという行動を自動的に強化している状態と考える。つまり、パフォーマンスそのものが好子になればいい。たとえば、絵画に興味があり、 "内発的動機" があるとされる人の行動(描絵)は描かれた絵によって強化されていると考える。

(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.74)

【引用おわり】

 仕事で得られる成果が、好子となり強化されることで、仕事することが励みとなる。仕事の成果を上げようとさらに努力する。内発的動機が働いて、仕事への取り組みが熱心に続くことになる。こうした好循環によって、仕事の成果もますます向上する。

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