パフォーマンス・マネジメントにおいては、行動の結果が行動に影響するという原理を重視する。行動の結果が、行動を強化したり弱化するというのである。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第140回目の引用である。
【引用はじめ】
行動の結果が行動に影響するかどうかを見分ける法則には、次の3つのルールがあります。行動と結果の関係は明確でなければなりません。何をどれだけすればこうなるという結果は行動に影響しますが、これをやっていればいつかはこうなるだろうといった結果は行動を動機づけません。
たとえば、営業成績を上げれば昇進やボーナスの査定にプラスになるとはいっても、課長になるにはどれだけ成績を上げる必要があるのか、また、どれだけ契約を取ればいくらボーナスが貰えるのか、といった具体的な関係が明確でないと、動機づけの手段としては不確実なのです。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.90)
【引用おわり】
行動の結果が、行動を強化し、弱化するためには、まず、行動と結果の関係を明確にしなければならない。そして、その結果は行動に対して確実に影響を与えるものでなければならない。さらに、その結果は行動の直後である必要がある。その直後というのは、60秒以内できれば即座にということが強調される。
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