知識だって行動だというのが、パフォーマンス・マネジメントの考え方である。行動随伴性のあり方によって、問題を解決するのだから、知識が脳内にあっても行動として捉えて問題ない。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第134回目の引用である。
【引用はじめ】
パフォーマンス・マネジメントでは『知識』も『行動』と考える。脳の中のどこかに保存されている情報とは考えない。パフォーマンスの問題を解決しようとしたら、結局は何らかの行動随伴性を設定することになる。だから、知識がどんな形態でどこに保存されていようと、問題解決にとっては関係ない。むしろ「あの人は知識がないから」という個人攻撃の罠にはまらないように注意しなくてはならない。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.79)
【引用おわり】
知識は行動とは別次元にあるとは考えない。それがパフォーマンス・マネジメントの基本原理である。知識も行動として捉え、問題解決にあたろうとするのである。その基本が行動随伴性という概念による捉え方である。いかに問題を可視化するかという考え方といっていい。
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