子ども時代に身につけた "価値観" は、大人になっても変わらないのだろうか。そんなことはない。その時々に経験したことで、価値観も変わっていく。そうした内容について、「パフォーマンス・マネジメント」による第132回目の引用である。
【引用はじめ】
子どもの頃に形成された "価値観" は大人になってからは変容しないのだろうか? 企業の場合、ほとんどの社員は基本的な価値観を入社以前にすでに身につけている。しかし入社後に価値観が変化することもあり得る。人との出会いが好きで営業に配置されたが、仕事がうまくいかずに、顧客からも上司からも責められ続ければ、人と会うことが嫌子に変わるかもしれない。逆もまた真なりである。人との出会いにそれほど興味を持っていなかった人も、営業活動を通じて顧客からも上司からも支援されれば見知らぬ人と出会うことが好子になるかもしれない。
(島宗理著「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」 1999年 開成出版刊、p.74)
【引用おわり】
価値観といっても、今までに身につけたものである。それは今の行動傾向である。さまざまな生活環境や社会環境などが影響して、価値観も変化していく。将来の価値観がどうなるかは、環境のあり方による。
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