2026年4月30日木曜日

行動の直前から直後の変化

 行動の随伴性とは、行動とその直後の状況の変化との関係である。また、強化とは行動の回数などが増えることである。こうした行動の直前から直後の変化によって、行動が変わるのはなぜか。

【引用はじめ】

 強化の随伴性によって、社員の行動は驚くべき変化を遂げる。この時の直前の変化が重要だ。たとえば、「笑顔がない」から直後の「笑顔がある」、「うなずいていない」から「うなずく」などと変化する。こうした直前の「ない」から直後の「ある」への変化を「出現の変化」という。発言する前になかった笑顔やうなずきが、発言によって出現したわけだ。

 そして、この出現の変化によって、実際に出てきたものは、笑顔、うなずき、「そうですね!」のリアクション、「あはは」の大笑いなどである。

 この、「うなずき」「そうですね!」や「ひまわりのような笑顔」といった、行動の直後に出現して、行動を強化する刺激やできごとを、専門用語で好子(こうし)という。

(舞田竜宣・杉山尚子「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」日本経済新聞出版刊 2008.12.16, p.33)

【引用おわり】

 行動の直前は「笑顔がない」のに、行動の直後は「笑顔がある」に変化した。こうすると、その行動は増える。それが「好子」と言われるものだ。「好子」によって、行動が増えるのである。 

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